My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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島根県企業局の風車

2008-03-06 20:41:16 | 風車日記
島根県企業局の風車です→島根県 隠岐大峯山雷害対策工事について
すでに独自の落雷対策をしています。

また、山陰中央新報によれば
「風力発電所で多発する落雷被害の対策に、松江高専(松江市西生馬町)と島根県が連携して動き出した。同校の学生が研究する風車の羽根表面の形状を変えることで落雷を誘電する新システムをもとに、被害を軽減する実地試験を共同で進め、実用化を目指す。

 島根県企業局が隠岐の島町大峰山で運営する風力発電所の落雷被害対策として、同校が提案。昨年から協議を始め、今年一月に共同研究契約を締結した。

 風車の羽根の先端には、導線に沿って地面に電流を流す「受雷部」がにあるが、水滴の影響などで受雷部とは別の個所に落雷し、羽根が破損する被害が多発している。

 これに着目した同校電子情報システム工学専攻一年の福井裕幸さん(21)=松江市薦津町=が、受雷部に雷電流をスムーズに導くための羽根の形状を研究し、放電実験を繰り返し効果を検証。昨年十月に広島大で開かれた電気学会中国支部の学会で奨励賞を受けた。

 新システムでは、落雷被害を完全に防ぎ切ることはできないが、避雷塔との併用で被害を最小限に食い止めることができる。さらに既存の羽根を改良する場合は、新たに避雷塔を設置するよりも低コストで済むという。

 今後は基礎研究のデータをもとに、風車の風力特性に影響のない最適な形状、既存の羽根の加工の適否などについて研究を進め、同発電所で実地試験を目指す。

 風力発電の落雷被害は全国的に発生しているが、抜本的な対策は講じられていない。福井さんと研究室の箕田充志准教授は「実現すれば民間企業や県外にも広めていきたい」と話す。」

以上、引用終り。

とのことです。効果の程はわかりませんが、自治体が独自に研究に乗り出すのは珍しいケースですし良いことではないでしょうか。
また、島根県企業局の風力発電所は月々の発電実績もHP上でしっかり公開しています。計画値は大きく下回っているものの風況自体はそれほど悪くありません。ちょっと故障が多いようですが、落雷対策に独自に取り組もうというぐらいですから、今後克服していけるかもしれませんね。


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