My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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わずか4年で風車が撤去

2005-03-11 18:28:56 | 風車日記
静岡県伊東市の伊東カントリークラブで平成13年4月に運用を開始した640kw風車が撤去されることが決まった。理由は想定していた発電量が得られなかった上に昨年落雷の被害を受け数百万円の修繕費がかかるなどしたため、運用を停止し撤去することになったようだ。

この風車はスペインのエコテクニカ製でゴルフ場の親会社の日立造船が輸入第一号として建設したものだ。事前の風況調査によれば年平均風速は地上高20mで4.7m/sと弱く最も強い11月でさえ5.5m/sに過ぎない。しかも、ゴルフをプレーする客に配慮して実際の建設はより条件の悪い場所へされたようだ。

このことから、この風車は日立造船が風車建設事業に参入するための宣伝として建設したものと考えられるが、これではかえって風車にとってはイメージダウンではないだろうか。しかも、撤去した風車は再利用ではなく廃棄するとのことだ。これでは日立造船の企業としての見識が問われるというものではないだろうか。

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2 コメント

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kynthmさんへ (ボブ)
2005-03-11 23:10:27
残念ですね。



・移設するのも結構お金がかかるのでしょうが、廃棄するのはもったいない。



たった3年ですからまだまだ使えるはずですのでどうにか生かして欲しいものです。



移設の費用とかいろんな課題はあると思いますが、今後もでてくるであろう同じようなケースでの最善の対策方法が欲しいものです。





・何の事業でもイメージ通りはなかなかいかないのが普通だと思いますが、やはり風況精査やシステム設計での設備利用率シュミレーシよりも実際は3%~10%ぐらい下回るのが普通みたいですね。



そしてメーカーや販売店の営業担当の方は売り上げを立てたいのでもっとも良いシュミレーションで提案し売りっぱなしになっている場合もあると感じます。



風力発電を建設する目的もたくさんありますが風況等が明らかに良くないところに無理して建ててしまうとやはり後になって金額が大きいだけにたくさんのひとが苦労しておられるのでは。



ホンネとタテマエがごちゃごちゃになってしまっていると言いますか・・・。



約15年間順調に運転していくのも結構大変だなあと感じました。



どこの風力発電でも計画から運転終了までもちろんいろんな必要条件や課題が出てきますので確かに大変だと思います。





ここまでマイナストークで申し訳ございません。





・でも、『未来のためになるんだ!環境問題は町だけの問題じゃないんだ』と確信を持ってがんばっておられる方がいる。



小泉首相のよく使う言葉は『総合的に判断すると』ですが、kynthmさんのおっしゃるとおり『総合的に判断すると風車の未来は明るい』と言えるのは確かであります。

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ボブさんへ (kynthm)
2005-03-12 01:35:59
ドイツなどでも補助金に目がくらみ無理に風車を建てたものの風が吹かずに赤字を出している風車の問題が表面化しています。回らない風車は風車のイメージダウンにつながってしまうのではないかと危惧しています。風車の未来を明るいものにするためにももっと真面目に取り組んで欲しいものです。

風車の撤去費用は1,500万円程度だそうです。おそらく日立造船が直営で撤去するのでこのぐらいの値段で済むのではないでしょうか。
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