風車の建設を検討する資料として、コンサルタントが作成した収支計画では、風力発電によって得られる売電収入は、6,000万円×90%で5,400万円となっていました。最終的には安全率を見て6,000万円×85%で5,100万円で予算を立てました。これは風車についての知識がまったくない時のことです。ちなみに6,000万円は風況調査からの推定発電量をもとに計算した売電収入です。
しかし、今になって考えると、6,000万円×90%(複雑地形)×95%(設備利用可能率)×96%(売電可能率)で4,900万円程度が妥当だったのではないかと弱気になっています。
今更ながらに気になるのは、当初コンサルが示した、90%の根拠です。NEDOへの補助申請時に確認した時は確か、風向に対するヨーの追随遅れなどの発電ロスだと言ってたような気がします。
もう一つついでに言えば、収支計画の中で風車の保守は200万円×3台で600万円となっていましたが、これには消耗品の交換などに係る部品代などは一切含まれていませんでした。風車建設中に風車メーカーから取り寄せた資料によると、運用開始後10年目には保守費用は部品代込みで2,500万円(受変電設備等含む)ほどかかることになっています。
こうして見ていくと、当初コンサルが作成した収支計画は甘かったというか、導入検討の際の当町の検討ではどういう議論があったのか疑念が頭をもたげてきます。民間事業者は風況調査の結果からどういった方法で収支計画を作成しているのでしょうか。
しかし、今になって考えると、6,000万円×90%(複雑地形)×95%(設備利用可能率)×96%(売電可能率)で4,900万円程度が妥当だったのではないかと弱気になっています。
今更ながらに気になるのは、当初コンサルが示した、90%の根拠です。NEDOへの補助申請時に確認した時は確か、風向に対するヨーの追随遅れなどの発電ロスだと言ってたような気がします。
もう一つついでに言えば、収支計画の中で風車の保守は200万円×3台で600万円となっていましたが、これには消耗品の交換などに係る部品代などは一切含まれていませんでした。風車建設中に風車メーカーから取り寄せた資料によると、運用開始後10年目には保守費用は部品代込みで2,500万円(受変電設備等含む)ほどかかることになっています。
こうして見ていくと、当初コンサルが作成した収支計画は甘かったというか、導入検討の際の当町の検討ではどういう議論があったのか疑念が頭をもたげてきます。民間事業者は風況調査の結果からどういった方法で収支計画を作成しているのでしょうか。
複雑な地形が原因で、約10パーセントもロスをしていると思うと「もったいない」です。
金額にしてみると、年間600万円。
サラリーマン世帯の平均世帯収入ぐらいですね。
特に建設コンサルタントさんが、風力発電コンサルタントとしてシュミレーションをする場合、多少は設置者の夢が膨らむ様に描いていると思います。
メーカーもコンサルタントも売る側で、設置者のみが買う側ですので、賢い設置者になる必要がでて来ております。
しかし、これから風車を設置しようという人たちにとっての情報は非常に少なく、ほとんどの場合は建設コンサルタント任せになってしまいます。
設置してから風況を良くすることはほぼ不可能ですので、導入準備や調査段階においての中立的な立場のコンサルタントが必要になってきているのでしょうか?
収支ぎりぎりの風力発電計画ではとかく、希望的観測が収支シュミレーションに組み込まれている可能性があると思います。
名古屋産業大学の清水幸丸教授が当地を訪れた際にも、自治体は勉強不足との厳しいお言葉をいただきました。確かに自治体職員は風力発電について素人であることを言い訳にしているところもあり、自分も反省すべき点が多々あります。
今後、これから風力発電に取り組む人たちに少しでも情報を提供できればとの思いで、日々仕事に励んでおります。
確かに、全国各地の自治体に導入されている風車とデベロッパーの風車を単面でのみ比べるとそういえるかもしれません。
しかし、私は東伊豆町の風車は総合的に見て大成功だと思っております。
>確かに自治体職員は風力発電について素人であることを言い訳にしているところもあり、自分も反省すべき点が多々あります。
今後、これから風力発電に取り組む人たちに少しでも情報を提供できればとの思いで、日々仕事に励んでおります。
今までも、そしてこれからも、kynthmさんたちは、自治体とか地域という枠を超えて、たくさんの人にエネルギーや環境のことを真剣に考えるきっかけをつくってきております。
そしてecoな心、エココロが限りなく連鎖して行っていると思っております。
がんばってください。
勇気づけられました。