昨日(21日)、今日(22日)と東京の科学技術館で開催された第28回風力エネルギーシンポジウムに参加してきました。
今回の参加の大きな目的は1日目に当町の風力発電について発表することでした。演題は「高稼働風車の運営に学ぶ」というものでした。ちょっと面映いのですが、主催者が付けたものですので、悪しからず。
詳細は後日報告しますが、全体から受けた印象は活気がないというか、堂々巡りでどこへ向かっているのか今ひとつ煮え切らないといったところでしょうか。
そう感じる一番の理由は参加メンバーがいつも同じ顔ぶれということです。新進気鋭の若手研究者の登場というようなことは今回もありませんでした。もちろん、二日目の個別の研究発表には若い研究者も参加していますが、やはり一日目の依頼講演に、若い研究者や風車メーカーの若いエンジニアが登場するようにならなければいけません。
風車をやりたくてメーカーに入ったというような新世代のエンジニアが既に育ってきているはずです。そういう若い人の風車に対する熱い想いや、現在の日本の風力発電業界についての感想や課題を率直に語ってもらえたら活気も出るだろうし、個人的にも是非聞いてみたいと思います。
正直、NEDOやNEFの講演なんてどうでもいいんです。今回のNEDOの発表も用意した原稿の棒読みで退屈でした。予想していたこととはいえ、まったく退屈でした。
中にはNEDOの味方なのか風力発電の味方なのかわからないような大学教授の発言もあり、まるでお役人のようだと感じました。本当のお役人の経済産業省の新エネ対策課長はなかなか面白い方でした。その辺りは後日報告します。
今回の参加の大きな目的は1日目に当町の風力発電について発表することでした。演題は「高稼働風車の運営に学ぶ」というものでした。ちょっと面映いのですが、主催者が付けたものですので、悪しからず。
詳細は後日報告しますが、全体から受けた印象は活気がないというか、堂々巡りでどこへ向かっているのか今ひとつ煮え切らないといったところでしょうか。
そう感じる一番の理由は参加メンバーがいつも同じ顔ぶれということです。新進気鋭の若手研究者の登場というようなことは今回もありませんでした。もちろん、二日目の個別の研究発表には若い研究者も参加していますが、やはり一日目の依頼講演に、若い研究者や風車メーカーの若いエンジニアが登場するようにならなければいけません。
風車をやりたくてメーカーに入ったというような新世代のエンジニアが既に育ってきているはずです。そういう若い人の風車に対する熱い想いや、現在の日本の風力発電業界についての感想や課題を率直に語ってもらえたら活気も出るだろうし、個人的にも是非聞いてみたいと思います。
正直、NEDOやNEFの講演なんてどうでもいいんです。今回のNEDOの発表も用意した原稿の棒読みで退屈でした。予想していたこととはいえ、まったく退屈でした。
中にはNEDOの味方なのか風力発電の味方なのかわからないような大学教授の発言もあり、まるでお役人のようだと感じました。本当のお役人の経済産業省の新エネ対策課長はなかなか面白い方でした。その辺りは後日報告します。
貴講演は判りやすく、示唆に富むものでした。パワーカーブの話は、同様の工夫を他の風車でも実施している事例はあるはずなのですが、表には出てこない部分です。
さて、風車のメーカ別の故障部位の情報公開の話もありましたが、NEDOは出せないの一本やりでしたね。補助金も税金、NEDO事業も税金なのに国民に有益な情報を開示できないとは。。。開示できないメーカがあれば、メーカ名を出して「開示を拒否された」でも良いと思うのですが。
また、今回の聴講で私が思ったことは、風力推進の方々は電力系統の専門家ではないということを隠れ蓑に、議論を避けて通り過ぎです。推進派こそ電力系統のことを勉強し、制約を解消する科学的な技術論でアプローチすべきではないでしょうか。特に一部の大学関係者の方々。電力系統なしに風力発電は成り立ちません。論理的な組み立てなしに机上の空論で2030年数千万kWなど、鼻で笑われるだけです。
と、いろいろ言い過ぎました。
ちょっとフラストレーションが溜まったもので、申し訳ありません。では。
ちょっと時間が短くて忙しない説明になってしまいましたが、補足を含めて風力エネルギー協会誌に発表の内容を寄稿することになっていますので、機会があれば目を通してみてください。
自治体、民間事業者を問わず風車建設には税金が投入されているわけですから、情報を公開できないというのは本来「あり得ない」ことだと思うのですが。
系統連系問題を解決できなければ、今後の日本の風力発電の進展は「あり得ない」ことは関係者の常識ですが、あきらめているということでしょうか?学者の中には全電力量の1%にも満たない風車が連系できないわけがない、もっと入ると言っている人もいるわけですから、キチンと検証するのが研究者の務めだと思うのですが。
場の雰囲気を崩してしまったことは確実だと思います
最近、政府のシンポジウムでも、やらせとさくらによる事件も起こっていますし、ちょっと勘ぐってしまいます
系統連系の問題は、実はかなり難しいんです。風力事業者だけでなく、電力小売事業者(PPS)ですら、系統連系問題で苦戦していたりもします。
というか意図的に系統連系の技術基準や仕組みを電力会社が難しくしてしまっている印象もあります。ニーズ以上に電力品質(周波数や電圧効果、高調波等)をあげてしまった為、ヨーロッパやアメリカ、中国では考え付かない系統制約があるようです。某アジアの大国(2020年風力4000万kW目標)では、風力の変動とか問題ないんですか?「没有(問題なし)」周波数とか電圧降下は?「没有」、系統アクセスは「政府命令により、配電会社は風力の接続を拒んではいけない」
ヨーロッパ等でもそうだと思うのですが、風力発電の電気が大量に入ってくる事を前提に、インフラ等を考えているのであれば、たいした問題ではないですようです
風力発電とは全く逆の問題で、付加追従できない原子力は、一定出力を保つために、深夜電力を使って揚水発電をしています。コストパフォーマンスを考えると揚水発電は?(原子力熱⇒電気⇒長距離送電⇒ポンプ動力⇒位置エネルギー⇒発電なので効率を考えると)ですが、原子力を基盤に電源構成を行うという前提条件でそれが許容されています
最近、風発が風任せのやっかいな電源だとことさら報道されていますが、考えてみれば原発も出力調整できないという意味では同様です。揚水発電というでっかい蓄電池を持って運用しているということは一般にはほとんど知られていないのではないでしょうか。
電力系統はある意味国民の財産ですから、情報を公開してもらい、より多くの人が研究できるような環境になるといいと思うのですが。
また、なぜ、東北最北端の東通村に、東京電力の発電所があるのか(建設中)
コストは考え方次第でいくらでも変わりそうです
色々な意味で複雑な心境です。