My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

21年度風力発電決算について

2010-10-02 21:11:50 | 風車日記
昨日、議会定例会において風力発電事業の21年度決算が
認定されました。認定されなくても法的には問題無いの
ですが、一つの区切りです。

風力発電については風車3号機の発電機の故障交換費用と
それにともなう4カ月の停止による売電収入の減額があり
単年度では大きく赤字となりました。残念です。

平成15年度に運転開始して以降累積で9千万円以上の黒字
だったのですが、これも6千万円強となってしまいました。
6千万円は超えていた基金残高も3千万円台となり少々心
細いところです。

ちなみにこの基金の設置目的は、事業運営の財源に不足を
生じた場合の資金と環境政策に要する費用を積み立てる
ことです。

町長は一般質問の答弁でも将来風車の故障などにより仮に
特別会計の財源に不足が生じた場合は一般会計から財源を
支出してでも、風車は修理して運用すると明言しましたが
町の政策として議会で議決した予算で建設した、大切な町
の財産ですから責任ある立場から考えての常識的な発言だっ
たと思いますが担当課にとってはとても心強く感じました。

まあ、7年足らずで8千人以上の方を風車にご案内して
温暖化や新エネルギーについて啓発を続けているという
お金には換算できない大きな成果もあげています。
当ブログも年間9~10万人の方に見ていただいているの
で多少は役立っているかもしれませんが、やはり本物の
風車を見て中に入って説明を聞くという体験は何ものに
も代えがたいものということで、とても喜んでいただい
ています。まさに生きた教材です。

先日は昨年、研究に協力した東大の研究室が研究結果を
わざわざ説明に来てくれたのですが、このように外部の
専門家との交流というのも当町の他の事業には無い点の
一つだと思います。

いずれにしても、一番良いのは独立採算で最終的に利益
を確保しつつ、多くの方に風車に訪れていただき環境教
材として広く啓発に役立つということですから、今後も
担当課として努力を続けていくことが必要となります。

そう言えば今日の夕方、次男を連れて涼しい秋風に吹かれ
ようと風車へ行ったのですが、多くの他県ナンバーの車
が来ていました。先日、入札が実施されたのですが、順調
なら年末までには未舗装部分の舗装が終わって快適に風車
まで登れるようになると思います。

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