My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

天草市通詞島の風車2年7カ月ぶりに復旧

2010-04-12 21:20:07 | 風車日記
以下、読売新聞の記事の転載です。

天草市五和町の通詞島で、落雷を受けて故障していた市の風力発電施設の修繕工事が完了し、2年7か月ぶりに発電が再開された。トラブルが相次いだこの4年間の稼働実績は、わずか6か月。年間300万円程度あった売電収益も、4年間で計約90万円にとどまっていた。市と島民は「もう故障しないで」と、祈るような気持ちで復活した島のシンボルを見守っている。(桜木剛志)

 施設は島の西端にあり、旧五和町が1999年3月、〈1〉浴場やレストランなどを備えた島の交流施設への電力供給〈2〉余剰電力の売電〈3〉観光のシンボル――を目的に設置した。

 高さ41・5メートル。長さ15メートルの羽根3枚を備え、最大出力は1時間に300キロ・ワット。総事業費は約1億5600万円で、県やNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助を受けて整備した。発電事業は2006年3月の合併に伴い、市に引き継がれた。

 最初のトラブルは、市が発足して間もない同年6月。砂混じりの潮風にさらされ、羽根の付け根部分が劣化。市は約1420万円かけて修繕し、07年6月に発電を再開したが、その2か月後に落雷に見舞われ、羽根を動かす心臓部の発電制御板が焼損。今度は約510万円かけて復旧させたが、完工検査を翌日に控えた08年1月、再び落雷に遭い、取り換えたばかりの発電制御板が壊れた。

 相次ぐトラブルを受け、市は、五和地区住民に再稼働の賛否を問う意向調査を実施。「不確実な事業に多額の税金を投じるべきではない」との批判もあったが、回答者の約4分の3が「沖合の野生イルカと合わせ、豊かな自然のシンボルとして復活させるべき」と再稼働を望んだ。

 市は約3040万円を投じ、電流を地面に逃がす避雷器を、本体に12か所設置するなどの対策をとり、発電再開にこぎつけた。市は「最も効果的な対策を施し、今度こそ大丈夫だと信じている」としている。

(2010年4月11日 読売新聞)

理解のある住民の方たちの期待に応えられるといいですね。
高さ41.5mしかないのに度重なる落雷被害を受けているようですが、
天草市は雷が多い場所なのでしょうか。もしそうだとしたら、最初
からもう少し雷対策に力を入れた方がよかったと思いますが、建てて
みないとわからないことも多いでしょう。

合併していることも復旧を遅らせた原因の一つかもしれません。
合併で風車を引き継いだ所は、風車を建設した自治体と比べて思い
入れが無いでしょうから、税金投入の決断が難しいのではないでしょ
うか。

とにかく、無事に運転が続けられることを祈ります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿