追記 風車保守費用が高すぎる件の交渉が終わるまでの間、このエントリーがトップに表示されるようにしました。
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以前書いた新年度の風車保守費用についてですが、未だに決着していません。→気絶しそう>風車保守費用 なんだか毎年この季節の恒例行事のようになってしまいました。気絶しそうな見積りが提出された後、随分と値引きされた見積りが再提出されたのですが、何のことは無く、単に最初の見積りで見込まれていた、6年目の部品交換がごっそりと削られていただけでした。 風車建設当時に風車メーカーから提出された10年間の計画修繕の見積りと比較すると、倍以上!!!の見積りです。そもそも10年間の計画修繕の見積りは、当方から一切値引き交渉などしていない、言わば風車メーカーの言い値だったんですよ。しかもその時は、これは予防保全の考えに基づいた理想的な修繕計画なので、実際に風車を運転してみたら、部品が長持ちして、費用が低減する可能性すらあると説明を受けたものです。要するにこの10年計画以上に費用がかかることは無いという見積りだったはずです。(突発的な故障による修繕にかかる費用はもちろん別です)。 その後、昨年までの風車の需給の切迫や鋼材などの値上がりは、当初予想できなかったことですから、交換部品の値上がりについては当町でも検討の余地ありですが、それ以外は認める理由がありません。 風車メーカーの方には保守の他にも、わからないことを教えていただいたり、いつもお世話になっています。しかし、それとこれとは話が別なので、納得いくまで交渉したいと思います。
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短期で儲けようなどと思わずに信頼を大事にした方が賢いと思いますが、現場は大局観がないんでせうねぇ、、、
困ったものです。
こちらのメーカーさんではありませんが、部品のオーダーが時価です(←お寿司屋さんですか?)で発注するまで価格が分からないなんてことも聞いています
恐らくこのような想定外メンテナンス費用が嵩む事例が多くなるたびに、日本の風力発電は衰退していくとおもいます
太陽光発電が空前のブームになりつつあるのは、メンテナンスコストと発電量がほぼ予測できて安定しているからだと思います
本来、風力発電の経済性は現在の太陽光発電より圧倒的に高いことは周知の事実だと思います
それなのに、日本では風力発電が見捨てられつつあるのは、間違いなくこのことが関係しているでしょう
残念なことです
また、一言予言しておきます
「国内市場を大切にしない風力メーカーはかならず衰退します」
言いたいことは色々あるのですが、詳しいことは交渉中なので自重しておきます。
種類の違うアキュムレータの単価が全部いっしょだったり、しかもその単価も仕入れ価格の数倍だったりと納得いかない点が多いです。
とにかく、こんな後出しジャンケンが認められたら事業計画もへったくれもありません。
私も太陽光はパワコンの交換と架台のメンテナンス以外日常的にはメンテナンスフリーだという点が風力と比べて最も優れている点だと思います。
重工の偉い人も、自国で成功しない重工メーカーが世界で成功した例は無いから国内市場を大切にしたいと2.4M機のお披露目の時に挨拶してましたが、当方のように、風力発電の普及啓発に力を入れているサイトを大事にしないようでは口先だけと言われても仕方ないでしょう。
いずれにしても、しっかり交渉させてもらいます。
国産メーカーも1000Aを除くと、本当に修行を積んで、熟成し、鍛え上げられたって感じのがないし。本当に困ったものです。
せっかく地の利があるのに、もったいないです
確かに地の利が生かせないようでは、国産風車を選ぶ理由が無くなってしまうので、費用面も含めてがんばって欲しいものです。
対応するのは確かに面倒ですし手間も金もかかりますけど、結局は手間を掛けた分だけ国の強みになる。
生のままのダイコンにかじりついて「まずい」と捨てるような真似はもったいない。切ってダシ取っていい塩梅に煮込めば、うまみを味わえるはずだと思うのですが。
…変な例えですかね(汗)。
今のところ、煮ても焼いても食えない感じになってしまっていますが、海外メーカーとの差別化のチャンスですよね、本当は。
まあ、600kw×3ですからあんまり相手にされてないのかな?
ご指摘の通り、日本は過酷な環境かもしれませんね。
そのせいなのか、たいていウィンドファームでも1~2本は止まっています
先日いったところも平均風速7m/s以上で
Aサイト 11本中2本
Bサイト 2本中1本
Cサイト 4本中4本(わずかに1本回る)
Dサイト 20本中2本
Eサイト 9本中2本
止まっていました、国産もたくさんありましたよ
本来はこのような厳しい環境下でノウハウを蓄積して、その技術で世界展開するのが望ましい
のですが・・・事業者もメーカーももう少し頑張って欲しいところです
わが国の電気工作物は,わが国固有の厳しい環境や風土,安全性や信頼性に関する国民意識に整合するよう,先人たちが血の滲むような努力を重ねて丹念に作り上げてきたものです。しかしながら,風車は,歴史や技術の積み重ねが欠落したまま,地球環境問題という大義名分と売電ビジネスという欧米的な商業主義の側面から,それがそのままで本当に正しいあり方なのかが検証されないまま,無防備な大量導入が手におえない速度で進んでしまったように思われます。
風車の面倒をみるようになってから,風車を触ったこともない無知な方々が,鼻息を荒くして声高々に,「風力発電万歳!原子力や火力は不要!」などと狂信的な妄言を吐くたびに,ナセルの中で油まみれになりながらそれを冷笑してきました。もちろん,公の場で「そんなに簡単ではないですよ」と訴えることを避けてきたわけではありません。むしろそれを積極的に言ってきたつもりです。しかし,まことにもって残念ながら,そのような発言は視野が狭く後ろ向きでひとりよがりという印象しか持たれなかったようです。
現在,風車の補修に苦労されている方々を見て思うのは,正直,「ざまぁみろ」です。ただし,これは罵倒ではありません。エールです。自らへの鼓舞でもあります。厳しい現実に直面してもそれを悲観せず,絶望的な状況にあっても試行錯誤をあきらめない人たちが,未来のエネルギーを築くのです。前述の先人たちも,きっとそうであったに違いないのです。
まず,浅はかな流行かぶれがふるい落とされ,生き残った真の風車野郎たちが次世代の技術を切り拓いていく,われわれはいま,そんな過渡期にいるのかもしれません。
確かにかつては、風力発電ブームに便乗して、素人をだます商売をした商社、コンサル、風車代理店らは多かったですね。僕もかれらの悪行の後始末にもかかわっていますが、とにかく酷過ぎますね、お金儲けのためには何をやってもいいという感じでした。某750kW級など無残としかいいようがないです
また、最悪なのは、滅茶苦茶な風車レイアウトが日本ではあまりにも多いことです
たぶん、日本の朽ち果てた風車、ウィンドファームの配置は、世界の風力発電の教科書の一番ひどい事例に掲載されてもおかしくないかも知れません
ただ、意外と250kW級、400kW級は現役で頑張ってますよ。
既に10年物ばりばり現役機もありますし
しかし、風車のことを偉そうに言っている人(学者さん、メーカーさんなど)のうち、いったい風車に登って、風車がなぜ動き、なぜ壊れるのかを分かっている人は極めて少ないのではないでしょうか?
おそらくこの停滞、いや衰退している日本の風力発電を成長させるには、過去に関与した人々が去り、若い世代に道を譲った時になるように思います。
しかし、未来を託せる若い衆も徐々に増えてますよ