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ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

「リチャード三世」爽快感あったよ~

2009-01-25 | 演劇

古田新太さんのシェイクスピア「リチャード三世」
どんな風になるんだろう、と思ったら・・・
やっぱ古田さん+いのうえさん流のシェイクスピアでした。

パルコ・プロデュース公演「リチャード三世」
作:ウイリアム・シェイクスピア
翻訳:三神勲
演出:いのうえひでのり
美術:池田ともゆき
照明:原田保
衣装:前田文子
出演:古田新太、安田成美、榎木孝明、三田和代、銀粉蝶、久世星佳、若松武史ほか
赤坂ACTシアター 1月24日マチネ観劇

シェイクスピア劇って、蜷川幸雄さん演出しか観たことなかったので、
いのうえひでのりさん演出は、どういう風になるか、
興味津々・・・

いのうえさん、ポップで楽しくて、肩の凝らないリチャードでした。
次々と策略で人が死んでいくけど、
悲惨さは、ゼンゼン感じさせなくて、観終わって、スコ~ンと爽快感。

なんか、テンション上がって、元気いっぱいになりました。
スゴイぞ、いのうえさん+古田さん。

舞台に設置した11台の映像モニターで、
まず物語の人間関係やあらすじが映ります。

演説シーンなんかでは、テレビカメラで映して、
LIVEマークをつけて、その画像をアップで映したり。
アイデアおもしろい。
カメラマンさんが3、2、1キューを指でサインするのも面白かった。
このネタ、前方の席大笑いでした。

リチャード三世(古田)の長い独白もセリフがモニターにでます。
ちょっとズルイぞ。
シェイクスピアはセリフで魅せなくちゃ。
いまいち独白も気持ちこもってないような感じ。
・・オイオイ、シェイクスピアやってんだろうが・・・

だけど、これは、いのうえさんの演出。
劇団☆新感線に比べれば、ずいぶんソフトだし、音量も抑えてます。
シェイクスピアそのものを演じてるんじゃなくて、
モトネタがシェイクスピアと考えたら・・・
ゼンゼン、オッケーよね。

そこをクリアーしたら、もう、おもしろかったね。
とんでもないワルが、したい放題の悪いことやるんだもんね。
中途半端な善人ぽさがないのが、スッキリ。

パンフ2000円はパスしたけど、
劇場で配布していたペーパーでは、いのうえさんが、
「要は、リチャードが次々に人を落し入れ、裏切り、王になってゆき、
 やがて堕ちていくだけの話ですので、あまり構えずに見たまま楽しんで
 いただければいいと思います。」
だって・・・

この日は古田さんは、ちょっとお疲れモードらしい。
滑舌イマイチだし、前半カミカミ。
後半は持ち直してきて、よかったけど。

代わりに、銀粉蝶さんがメチャメチャ迫力ありました。
三田和代さん、久世星佳さんもよかった。
三人の場面、感動ものでした。
久世さん、立ち姿キレイでしたね。
宝塚出身の方って立ってるだけでナイス。
それに、赤いロングの髪の毛がお似合い。
あれ、地毛なのかな・・・

男の方の衣装がボロくて綻びてたり、汚れてたりで、
見ててなんだか落ち着かない気分。
「三文オペラ」じゃないんだし、凝りすぎ。
戴冠式のリチャードの衣装は、夢があるというか、やりすぎと言うか、
でもアニメで、おもしろかった。

ラストに出てきたリッチモンド伯だっけ、
イケメンくんは誰なんだろう。
顔見たとたんに、テンション上がりました。
ちょっとお化粧濃かったけどね。
ハハ・・・

ラストは盛大にカラフルな紙吹雪が舞いました。
終演後に、せっせとおみやげに集めていたら、
劇場のおねえさんに、ご注意を・・・
あらら~
写真はチラシとその紙吹雪ね。

気分爽快の「リチャード三世」オススメで~す







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