「坂東玉三郎、中国・昆劇合同公演」
演目
一、牡丹亭
湯顕祖 作「還魂記」より
坂東玉三郎 芸術監督
張継青 芸術指導
二、楊貴妃
夢枕獏 作
坂東玉三郎 芸術監督
出演:坂東玉三郎、薫飛、朱瓔媛、劉錚ほか
京都南座3月17日観劇
あらすじ
「牡丹亭」
杜麗娘は春の花園を侍女と楽しむ。
うたたねの夢に現れた若者と恋に落ちるが、
恋心を募らせて亡くなってしまう。
「楊貴妃」
楊貴妃を偲ぶ玄宗帝のために、霊界の術を使う方士が、
彼女の魂のありかをたずねる。
玉三郎さんが中国語で演じる、中国・昆劇合同公演、観劇しました。
玉三郎さん以外は出演者も演奏者も、
中国の江蘇州昆劇院の方々。
どんなんだろう、と思っていたら、
キレイで優美で、とってもステキでした。
中国語も舞台両サイドに日本語字幕がでてきますから、
おっけーでした。
今回はラッキーなことに、前の席で、
玉三郎さんをたっぷり堪能出来ました。
玉三郎さん、中国語だけでなく、歌もご披露。
よく通る高い声で・・・
いやぁ、本物の女の方以上に女性でした。
はぁ~
衣装も素晴らしかったね。
色合いがやっぱり、日本の着物とはちょっと違って、
やさしい色合い。
そこに、刺繍が施されてあって、豪華でした。
多分、手刺繍ね。
ヘアバンドにもダイヤやルビーのデッカイのが縫い付けられて。
もう豪華。
衣装がちょっと変わっていて、着物の袖口に白い別袖がついているスタイル。
手を袖口から出すのに、いちいちくちゅくちゅしなくちゃいけなくて、
ちょっと実用的では、無さそうでしたけど・・・
侍女、春光役の朱さんがキュートでした。
最後に杜麗娘が亡くなる場面では、涙を流していました。
演奏も笛、笙、琵琶、三弦、二胡、銅鑼など中国のもの。
幕の内側で演奏が見えないのが、
ちょっと残念でした。
楊貴妃では、玉三郎さんお得意の舞扇2本使いをご披露。
金色の地に赤と白の牡丹の花のデザインでした。
扇捌き見てると、人間技とは思えないね。
ひゅひゅひゅ~って感じ。
優雅でキレイで、色っぽいし、
はい、眼福眼福でございました。
それから、玉三郎さんなんと中国の公演にも出演されます。
5月に北京湖廣会館で。
日中演劇の交流は100年近く続いているけど、
日本人の参加は初めてですって。
玉三郎さんスゴイです
玉三郎さん、中国語よかったですよ~
北京公演もがんばってくださいね