ふわふわ気分で

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「ワニの涙」

2008-03-15 | 演劇

手塚とおるさん主演の、「ワニの涙」
かわいいタイトルだけど、ちょっとダークでした。
ネタバレありです。よろしく。

川村毅新作<神なき国の夜>Ⅲ
「ワニの涙」
作・演出:川村毅
美術:島次郎
照明:小笠原純
出演:手塚とおる、根岸季衣、笠木誠、川村毅ほか
三軒茶屋シアタートラム 3月14日ソワレ観劇

あらすじ
盲目のDJ、市(手塚)の不法ラジオ局には、次々電話がかかってくる。
自殺の実況中継や殺人予告。
百年の沈黙(根岸)も常連客だったが・・・


「AOI/KOMACHI」を観てから、
その独特の暗さに惹かれている手塚さんの舞台。
そういえば、「鹿男あをによし」にも、玉木くんのライバルで出てましたね。
最初の回だけなのが、残念だったけど。

手塚さん、おひとり圧倒的な台詞量でした。
ラジオのDJ役だから、その場面は喋りっぱなしなのね。
でも、前半のDJ部分は、ちょっと長いって感じ。
このまま、オールDJだけで、芝居終了だったら・・・
と、ちょっと心配したくらいでした。

ラバウル国体(かな?)は可笑しかった。
用心棒(笠木)の身体の動きも、ファンキーでかわいかった。

殺人願望者と自殺願望の者が、DJと電話で繋がる世界。
面白いけど、やっぱり目に見えてないと、イマイチかもね。

スタジオのゲストの、2人の女の子の飛び降りの話は、
内容とはうらはらに、おもしろかった。
2人の呼吸もぴったり。かわいいし。
ここ笑いが起こってましたね。
同じくゲストの放火少年とその祖父のふたりも、
メルヘンぽさの中にピュアな少年の怖さもあって、
おもしろかったです。

百年の沈黙のラストのセリフはクサイんじゃないかね。
歌も3曲もあったけど、どうなんでしょうか。

タイトルのワニの涙というのは、偽善や白々しいという意味だそう。
なかなか、意味深です。

もう少し、しゃれた感じにすれば、おもしろくなるかな、という感じの舞台でした。
皆さま、お疲れさまでした







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