「美しきものの伝説」を観に与野本町まで。
頑張って行ってきました。
しかし、遠い・・・
1年ぶりのネクスト・シアターです。
前回は生まれたてって感じだったけど、立派に育ってました。
はい、嬉しいです。(←また関係者になってます)
「美しきものの伝説」
作:宮本研
演出:蜷川幸雄
美術:中西紀恵
出演:原康義、横田栄司、飯田邦博
さいたまネクスト・シアターのみなさん
彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアター 12月19日マチネ観劇
あらすじは
大正時代、大逆事件の残党、堺利彦、大杉栄、荒畑寒村は売文社を興し、
社会主義運動復活の機会を窺っていた。
伊藤野枝は青踏社の平塚らいてうを訪ねる。
島村抱月率いる芸術座には、松井須磨子や中山晋平が活躍していた。
さいたまネクスト・シアター第2回公演です。
前回と同じように、劇場の舞台上に舞台を囲み、見下ろす形で3方の客席。
劇場でいただいたパンフによると、
「美しきものの伝説」は、文学座で1968年に初演されました。
42年前ですって・・・
ん?おじいちゃんが冬山で遭難して氷漬けになった年と同じです。
偶然の一致なのかな。
なんか、うれしいですね。
あ、藤原竜也くん主演ドラマ「おじいちゃんは25歳」ネタですので、
ご存知ない方はスルーでお願いします。
興味を持たれた方は、来年発売になるDVD観てくださいませ。
一番始めに啄木の言葉が、スクリーンに映し出されて、
ちょっとテンション上がりました。
これも舞台「ろくでなし啄木」がらみです。
竜也くんネタばかりで悪しからずです。
舞台の登場人物、歴史上に残るそうそうたる人たちばかり。
島村抱月や松井須磨子、小山内薫、神近市子、辻潤も。
でも、舞台では愛称で呼びあうから、ちょっと混乱。
以前に小説でこの時代の出来事を読んでるから、ちょっとはわかったけど、
予備知識無しでは、わかりにくかったかもしれないね。
42年前の文学座でも2、30代の若い俳優たちが演じたそう。
江守徹さんも24歳で早稲田役で出演されたそう。
若いパワーが、変革者たちの若々しい情熱がぶつかりあうこの作品によく似合った。
と扇田昭彦さんの文章がパンフに。
でもね、論理的抽象的な内容って苦手ね。
論理的な台詞の応酬に、むずかし~と思ったとたん瞼が・・・
大事なところはちゃんと観てたから大丈夫よ。
最初に口上役の4人がバイオリンや三味線を弾いて登場。
のんき節なんかを歌って、雰囲気をアップ。
「最近 流行歌集」を全員に配布。
写真の右がわね。
みんなで歌いましょう、みたいな意図があったのかな。
そこまでのれなかったけど・・・
20個くらいの大きなガラスの箱を、ネクストの人が押して登場。
なんかこの辺の雰囲気、維新派ぽかったですね。
箱の底に蛍光灯が光ってます。
中にはゴールドシアターのお年寄りが。
ガラスの箱はずっと舞台上にあって、
中に物を置いたり、ろうそくをともしたりきれいでした。
最後のコスモスの花が咲いてるのもきれいでしたね。
でも、何でもない時には邪魔な気もしました。
あと、松井須磨子の自死場面の机と倒れた椅子、
上から赤い長い布を垂らして、ナイスでした。
ラストは出演者たちがガラスの箱におさまって。
42年たったら、おじいちゃんになるのか・・・
とか想像しちゃいました。
出演者の中では、伊藤野枝とクロポトキン(大杉栄)がステキでした。
特に野枝の深谷美歩さんは、声もいいし、
明るくタフな感じが野枝イメージにぴったり。
でも、パワー溢れる台詞劇を演じるのには、
ネクストの人たちはスマートすぎるみたい。
もっと動きのある芝居の方が、楽しめたかな。
蜷川さんのハードルが高すぎたような気がしました。
蜷川さん、急ぎすぎなんじゃないですか・・・
みなさんお疲れさまでした。
26日まで公演です。
ちなみに来年2月に文学座でも公演します。
演出は西川信廣さん。
両方観るのもおもしろいでしょうね
頑張って行ってきました。
しかし、遠い・・・
1年ぶりのネクスト・シアターです。
前回は生まれたてって感じだったけど、立派に育ってました。
はい、嬉しいです。(←また関係者になってます)
「美しきものの伝説」
作:宮本研
演出:蜷川幸雄
美術:中西紀恵
出演:原康義、横田栄司、飯田邦博
さいたまネクスト・シアターのみなさん
彩の国さいたま芸術劇場インサイド・シアター 12月19日マチネ観劇
あらすじは
大正時代、大逆事件の残党、堺利彦、大杉栄、荒畑寒村は売文社を興し、
社会主義運動復活の機会を窺っていた。
伊藤野枝は青踏社の平塚らいてうを訪ねる。
島村抱月率いる芸術座には、松井須磨子や中山晋平が活躍していた。
さいたまネクスト・シアター第2回公演です。
前回と同じように、劇場の舞台上に舞台を囲み、見下ろす形で3方の客席。
劇場でいただいたパンフによると、
「美しきものの伝説」は、文学座で1968年に初演されました。
42年前ですって・・・
ん?おじいちゃんが冬山で遭難して氷漬けになった年と同じです。
偶然の一致なのかな。
なんか、うれしいですね。
あ、藤原竜也くん主演ドラマ「おじいちゃんは25歳」ネタですので、
ご存知ない方はスルーでお願いします。
興味を持たれた方は、来年発売になるDVD観てくださいませ。
一番始めに啄木の言葉が、スクリーンに映し出されて、
ちょっとテンション上がりました。
これも舞台「ろくでなし啄木」がらみです。
竜也くんネタばかりで悪しからずです。
舞台の登場人物、歴史上に残るそうそうたる人たちばかり。
島村抱月や松井須磨子、小山内薫、神近市子、辻潤も。
でも、舞台では愛称で呼びあうから、ちょっと混乱。
以前に小説でこの時代の出来事を読んでるから、ちょっとはわかったけど、
予備知識無しでは、わかりにくかったかもしれないね。
42年前の文学座でも2、30代の若い俳優たちが演じたそう。
江守徹さんも24歳で早稲田役で出演されたそう。
若いパワーが、変革者たちの若々しい情熱がぶつかりあうこの作品によく似合った。
と扇田昭彦さんの文章がパンフに。
でもね、論理的抽象的な内容って苦手ね。
論理的な台詞の応酬に、むずかし~と思ったとたん瞼が・・・
大事なところはちゃんと観てたから大丈夫よ。
最初に口上役の4人がバイオリンや三味線を弾いて登場。
のんき節なんかを歌って、雰囲気をアップ。
「最近 流行歌集」を全員に配布。
写真の右がわね。
みんなで歌いましょう、みたいな意図があったのかな。
そこまでのれなかったけど・・・
20個くらいの大きなガラスの箱を、ネクストの人が押して登場。
なんかこの辺の雰囲気、維新派ぽかったですね。
箱の底に蛍光灯が光ってます。
中にはゴールドシアターのお年寄りが。
ガラスの箱はずっと舞台上にあって、
中に物を置いたり、ろうそくをともしたりきれいでした。
最後のコスモスの花が咲いてるのもきれいでしたね。
でも、何でもない時には邪魔な気もしました。
あと、松井須磨子の自死場面の机と倒れた椅子、
上から赤い長い布を垂らして、ナイスでした。
ラストは出演者たちがガラスの箱におさまって。
42年たったら、おじいちゃんになるのか・・・
とか想像しちゃいました。
出演者の中では、伊藤野枝とクロポトキン(大杉栄)がステキでした。
特に野枝の深谷美歩さんは、声もいいし、
明るくタフな感じが野枝イメージにぴったり。
でも、パワー溢れる台詞劇を演じるのには、
ネクストの人たちはスマートすぎるみたい。
もっと動きのある芝居の方が、楽しめたかな。
蜷川さんのハードルが高すぎたような気がしました。
蜷川さん、急ぎすぎなんじゃないですか・・・
みなさんお疲れさまでした。
26日まで公演です。
ちなみに来年2月に文学座でも公演します。
演出は西川信廣さん。
両方観るのもおもしろいでしょうね