余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

死ねばいいのに

2023-07-31 22:36:46 | マイブック(か)
「死ねばいいのに」
      京極夏彦 著

強烈なタイトルだが、
読みすすめると意味が深くなっていく。
自宅のマンションで殺された鹿島亜佐美。
彼女はどういう人間であったかを聞いて歩く男。
その男は聞いていく人物にやがてこのセリフを言い放つ。
死ねばいいのに。
その言葉を煩悶し、死を見詰める。
死は身近にありながら、
なお夜空の星のごとく遠くを輝く。

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