余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

好日日記

2021-07-05 23:12:31 | マイブック(ま)
「好日日記」
      森下典子 著

季節は過ぎていく。
季節は待たずに追い越しもせずに、
けれど無造作に振り返れば忘れてしまう季節。
季節を抱きしめることは日常を生きる糧となる。

ひとときの日常とはまた違う時間。
森下典子にとってのそれはお茶の稽古。
その場は別の時間へと移行する。
そこで気付くこともあれば、曖昧なこともある。
言葉にほだされ、花や木に見惚れ、風を感じ、
そこに季節が入る。
やがて季節は体と、心と一体となる。

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