余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

2021-06-03 23:29:32 | 十五の詩
いにしえの景色
辿ってきた道を振り返れば
古人が残してきた
匂いや影が見えてくる
あいくるしく
朝焼け 夕焼け 月夜 夜更け
つくられた伝記や営みは
今も残像となって重なり
時空を越え 大地を育む
現世があり
そして未来がある
だが決して忘れずにある
僕らが歩んできた古き望郷を
その場所の匂いを
目を閉じれば浮かぶ
イメージの断片
魂のゆらめき

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