「シュレディンガーの哲学する猫」
竹内薫+竹内さなみ 著
哲学とはなんだろうか。
手始めとして、指先に触れることとして、
手掛かりとなってくれる本のひとつ。
ウィトゲンシュタイン、サルトル、ハイデガー、ニーチェ、小林秀雄等。
物語のようにかるく読み進められる。
猫と話しをする主人公。
存在とは人間とは言葉とは。
答えのない問いを追い求め、なおさらに問い続ける。
愛とは永遠とは深遠とは。
知ることは気付くこと。
気付けば触れられる、目に映る鏡を。
鏡のような愛するものを。
人は哲学する、
未来はどちらにも転がっている。