余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

小鳥の来る日

2023-03-16 23:44:00 | マイブック(は)
「小鳥の来る日」
      平松洋子 著

日常のつぶやき。
何気ない日常に彩りが添えられるのは、
視点の柔らかさと、発想の豊かさと、
好奇心の程良さと、優しさが入り込めること。

ともすると世の中は不思議で満たされ、
当たり前にあった出来事が美しさで一瞬がきらめく。
そうすると恋をするのだ。
素足に物干しにライチに雨に木に端っこに眼鏡に湯たんぽに
ゴミ出しにボタンに
人々の出会いに、見知らぬ人のさまざまに。
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奥様はクレイジーフルーツ

2023-03-16 23:40:55 | マイブック(や~わ)
「奥様はクレイジーフルーツ」
      柚木麻子 著

主人公は三十歳の主婦、初美。
夫は編集者で忙しく仕事をしている。
仲は良いのだがセックスレスが悩み。
不満はやがて不安になり、欲望はあらぬ妄想へ発展していく。
子供も欲しくおもうのに、その行為さえままならない。
相手があっての性欲は努力でどうかなるのかと、
迷い、さ迷い、さすらうように爆発させる二歩手前ほど。
フルーツの食べごろ。夫と奮闘する物語。
三大欲求はどこへいく。
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そっと

2023-03-16 23:27:01 | レターの膜(短歌)
そっと
声を出して
あなたの名を
秋の空気と
いっしょくたんにする
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