余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

言葉から

2022-03-17 22:40:10 | 綾取りの塔(短歌)
言葉から
推し量りへて
あぶらかたぶら
眠っている
かたわらの文字
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ポケットに

2022-03-17 22:35:37 | レターの膜(短歌)
ポケットに
あめが入って
いることは
誰にも内緒
アナグラムにする
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トワ

2022-03-17 22:23:38 | 水声の詩
あなたなしでトワに届くとは思えない

天使の羽
ベッドにうつぶせになって
足をばたばたさせたら
ほら天使の羽

あなたなしでトワに届くとは思えない
あなたなしではトワはまぼろし
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壊れ方

2022-03-17 22:17:21 | 水声の詩
壊れ方を知ってしまったら
一度 壊れたことを確信したら
また壊れてゆくすべをしる
ことだから
壊れることは簡単だ
壊れたくもないのに
望んでもいないのに
落とし穴は大きく深く
どでんと暗黒
光が射さない訳でもない
壊れているから見失い
失っているから潰れを生む
花はきれい?
空は?木の葉は?波は?
蝶は?カエルは?てんとう虫は?
地球の匂いをかぐ
家路の歩みはおそく
太陽は夕ぐれ時
オレンジ色
深夜をむかえる力もなく
空気を一口吸ってみる
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青空の下

2022-03-17 22:13:43 | 写真の扉の詩
幼子の歌が聞こえる
青い空の下で
あべこべの走る中で
無我の境地が進めない
無垢な声が聞こえる
青い空の下で
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