余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ころがる

2021-09-18 22:52:03 | 水声の詩
ころがる ころがる
泥まみれ
ころがる ころがる
草まみれ
ころがる ころがる
水まみれ
ころがる ころがる
花粉まみれ
ころがる ころがる
いきおいよく
ころがる ころがる
スローリー
ころがる ころがる
大志を抱いて
ころがる ころがる
夢も共に
ころがる ころがる
恋愛さながら
ころがる ころがる
涙もみせて
ころがる ころがる
笑いころげて
ころがる ころがる
あなたと一緒に
ころがる ころがる
落とし穴
ころがる ころがる
でっぱりあって
ころがる ころがる
宙高く
ころがる ころがる
痛みは時に
ころがる ころがる
道に迷って
ころがる ころがる
右か左か
ころがる ころがる
あばれウシ
ころがる ころがる
ふわりネコ
ころがる ころがる
上も下も
ころがる ころがる
あなたのカラダを
ころがる ころがる
目をまわして
ころがる ころがる
お金もまわる
ころがる ころがる
手をつないで
ころがる ころがる
どろんこまみれ
ころがる ころがる
摩擦をふくんで
ころがる ころがる
炎になる
ころがる ころがる
好きな雨の中
ころがる ころがる
嫌いな雨の中
ころがる ころがる
ころがる ころがる
まるひかる
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くそったれ

2021-09-18 22:48:01 | 十五の詩
叫びは悲鳴に酷似する
悲しみは泥にまみれ
空気感が光をさえぎる
あるけれどないもの
ここにあるもの
ジリリジリリと焼かれる
肌の奥
悲鳴は叫びと酷似するが
似て非なるものである
コンクリートの壁を殴る
どっしりごってりした樹を殴る
自身にうつるものだった
怒りをぶつける
くそったれ
僕は僕を殴る
くそったれ
それが叫びが悲鳴に酷似する
要因なのである
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夜汽車

2021-09-18 22:46:00 | 写真の扉の詩
大人になって見た
遠くを走る夜の汽車
子供の頃読んだ宮沢賢治の
銀河鉄道の夜
その夜汽車みたいだ
車の中からみた
隣に君
ジョバンニとカムパネルラ
夜汽車は空のレールを走りだす
銀河の物語まで
いけたらいいな
君と二人で銀河の旅行
きれいな星を二人で
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恋愛

2021-09-18 22:42:30 | 水声の詩
恋愛は永遠である
恋愛の最中に永遠が結びついている
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まぶしくて

2021-09-18 22:22:53 | リンゴのいろ(短歌)
まぶしくて
目をつむると
でてくる輪
天使のまねを
天使は見たから
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