余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

流れ

2021-03-20 00:13:28 | 写真の扉の詩
変わりゆく景色は
心に穴があくようで
戻っておいでと声をかける
けれど帰ってくるのは木霊
すれ違い
光は一つ
また一つと消えていく
光源をさがしに歩いていく
消えて
また違う光源へと
向かっている
待っている
夜空には龍の雷
会いに来た
会いにゆく
もういいね
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タイムマシーン

2021-03-20 00:11:58 | 写真の扉の詩
ね、ね、
過去だね
ね、ね、
未来だね
ね、ね、
ゆこうね
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バベル

2021-03-20 00:08:18 | 雪の島の詩
高く
    高く
より高く
真空宇宙の膨張の
孤高の渇きより高く
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7月7日

2021-03-20 00:06:04 | 雪の島の詩
20才  僕は狂気を身に宿す
自身との闘いが幕をあげた
いや違う
殻ごもり
惨めに血をたらりと落とす

30才  流れは止まらない
不穏な耳障りは鳴り止まない
焦燥感という奴だ
名付けるならそう呼ぶ
しかして流れは灰色涙

27才  空白の時の流れだ
白になった
暗闇と呼べるだろうか
音もなし

18才  得意科目は?
残酷だ
小さかった
雨は降らなかった

7月7日 憧れる
恋に
詩に
太陽に
訪れる月
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