余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

雨がふる

2021-03-03 23:08:54 | リンゴのいろ(短歌)
雨がふる
しとしととふる
この雨が
ざんざんぶりに
なるとさみしい
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飛び込んだ

2021-03-03 00:51:20 | リンゴのいろ(短歌)
飛び込んだ
一言が染み
渡りきる
愛されるひと
横断をする
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富士日記(上)

2021-03-03 00:28:36 | マイブック(た)
「富士日記(上)」
      武田百合子 著

個というものに思いを馳せる。
家族のふれあい。
百合子、泰淳、花子。
さまざまの喜怒哀楽。
旬でありながら今を思い。
稀有である個。
食を思い、眠りを思い、べらんめいを思い。
自然を思い、花を思い、生と死を思い。
そばかすを思い、ニュースを聞き、車を乗り。
季節は巡り、繰り返す、また新たに。
見詰め、ほおけ、拵え。
鳴き声を、足跡を、そのままを、懐にいれて。
個と個は、触れ合い、放れ、引き合い。
泳ぐ、滑る、散歩、夕暮れ。
見惚れる、いつでも、いつまでも、おうち。
おうちに帰ろ、心のなるまま。

中に続く。
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おどる

2021-03-03 00:24:35 | 雪の島の詩
神にみちびかれた
光の遊戯
宴がはじまる
おどる木や花や
風や石や
影はおどる
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2021-03-03 00:22:43 | 雪の島の詩
探し続けたんだ
こんな雪の中を
あかりは足に頼り
かじかむ手はそれほど寒くはなく
理由は血がかよう神経のせい
宇宙の星の散りばめられた
あの中に音楽がはいっているのか
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