余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

7月7日

2021-03-20 00:06:04 | 雪の島の詩
20才  僕は狂気を身に宿す
自身との闘いが幕をあげた
いや違う
殻ごもり
惨めに血をたらりと落とす

30才  流れは止まらない
不穏な耳障りは鳴り止まない
焦燥感という奴だ
名付けるならそう呼ぶ
しかして流れは灰色涙

27才  空白の時の流れだ
白になった
暗闇と呼べるだろうか
音もなし

18才  得意科目は?
残酷だ
小さかった
雨は降らなかった

7月7日 憧れる
恋に
詩に
太陽に
訪れる月

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