余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

粛々と

2020-08-29 23:27:41 | みじかいとき(短歌)
粛々と
おもいをことばにうたって
元気とタッチ
お返ししあう
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七月

2020-08-29 21:36:02 | バラ色の獣の詩
声麗らかに悩みを誘う
指ひとなでに誓う
痛みと優しさの刺とげは
まねっこをする
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私に入るの?

2020-08-29 21:24:10 | バラ色の獣の詩
私に入るの?
私の思い出には入れない
私の想いにはさわれない

私に入るの?
壊れるのはどっちなの
私の目にうつるのはあなたの目

あなたの目には
私のみ
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地球

2020-08-29 21:19:10 | バラ色の獣の詩
泣いているのは私なの?
それともあなたなの?
風が強くふきつけるなか
倒れそうになるのをこらえて
泣いている
泣いているんだ、地球

心が渇く
誰のせい?
あなたのせい?
私のせい?
泣いているせい?
泣いているんだ、地球
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なかなか暮れない夏の夕暮れ

2020-08-29 14:22:37 | マイブック(あ)
「なかなか暮れない夏の夕暮れ」
      江國香織 著

久しぶりに江國香織作品を読んだ。
どっぷりと浸かった。
50歳の資産家のそして本好きの稔。
時が過ぎていくなかで、
稔が読んでいる本のストーリーももちろん進み、
その内容がはさまれている。
本からはなれる時、のすこしの違和感。
ふわふわした感じの不思議な感覚。
友人の大竹や姉の雀、娘の波十、
渚、さやか、チカ、淳子、由麻、茜、
いとしいそれぞれの女性たち。
寝て起きて歩いて恋をして会いにそばに。
読書がしおりにはさまれる。
物語にまた恋をした夏が過ぎていく。。
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