栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

師走の恒例行事

2013-12-29 14:44:20 | 視点
 新年まで後数日--。師走の街を忙しく走り回った人もいれば、挨拶回りであちこち回った人もいる
だろうが、24日には早々に御用を納め、寂しく職場を去った人もいる。
それにしても花束贈呈もなく、石持ち追うような送別はちょっと寂しすぎるというか、酷すぎるのでは
ないかと多少の同情を禁じえない。

 それはさておき、人それぞれ年の瀬の恒例行事とでもいうべきことがあるのではないだろうか。
私の場合は10年余前からなんとか欠かさず続けていることがある。
今年も郵便局に行ってきた。
以前はユニセフにしていたが、数年前から振込先を「国境なき医師団」にしている。
戦地や被災地で身の危険も顧みずに医療活動に従事している医師団の活動を微微力ながらも支えたい
と思っているからだ。

 「おもてなし」「もったいない」という言葉だけが独り歩きし、飽食で食べ残し、大量に食料を
廃棄処分にしている日本。
だが、世界中では餓死する人達の方が圧倒的に多い。
最近は日本でも餓死者が増えているが。

 そういう現実を考えれば、わずか3,000円の寄付で120人の診療を行うための基礎医療セットが
用意でき、5,000円で100人のマラリア検査ができるという。
世界で約5億人がマラリアに感染し、100万人以上が亡くなっているのだ。

 1万円あれば300食の栄養治療食が提供でき、3万円なら1,200人にはしかの予防接種ができる。
 自分には力も財もないけれど、それでもまだ彼らに比べれば今日1日食べていくことができている。
そんな日々に感謝し、500円玉貯金の本当にわずかな金額だけど、毎年12月には郵便局から
振り込むようにしている。

 もし、皆さんも善意を届けたいと思われたら
「国境なき医師団」のHP(www.msf.or.jp)をご覧頂きたい。
インターネット上からでも寄付ができるし、コンビニからの振り込みもできるようだ。







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