栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

複眼的視点が欠如した日本人--石原商事の倒産に思うこと

2007-01-14 23:00:11 | 視点
 暮れも押し迫った昨年12月27日、北九州に本社を置く(株)石原商事が倒産した。
負債総額は約180億円というから北九州地区では昨年最大の超大型倒産である。
突然といえば突然だが、業界筋では噂されていたことだった。
事前予想と違ったのは民事再生法の申請ではなく会社更生法の申請だったことだ。

 石原商事と聞いても大方の人にはピンとこないだろうが、スーパー「どん鮮市場」(後に「アパンダ」)と聞けば分かるだろうか。北部九州を中心に急激に店舗数を増やしていった食品スーパーである。しかも大部分の店舗は同業他社の閉鎖跡店舗を再利用したもので、ある日突然、店名が「どん鮮市場」に変わっていたということが多かった。


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