昨夏、岡山県美作市・兵庫県佐用町は台風による集中豪雨で床上浸水するなど多大な被害を被ったが、今春、佐用町には写真のような光景が現出した。
桜と菜の花と青空。
こののどかで幸せな光景が見る人の心を大いに癒してくれる。
猛威を振るった自然の罪滅ぼしか、被災地へのエールなのか・・・。
いずれにしろ自然はバランスの取れた感覚の持ち主らしい。
線路がジェットコースのようにひん曲がった上月地区の姫新線もいまは修復され、何も知らない人にはのどかな風景にしか見えない。
水害で押し流された美作市作東地区の堤防。
いまもえぐれたままで復旧作業は捗っていないが、そこにも菜の花が・・・。
土砂が流れ込み荒れ地になった田んぼ。
菜の花は無惨に刈られ、ここではまだ爪痕が人々の心の奥底に残されたままだ。