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栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

代表選後、ノーサイドになれるか。

2010-09-04 23:39:56 | 視点
 正直に打ち明けるといままで民主党の中では菅さんを支持していた。

しかし、首相になってからの菅さんのやり方を見ていると、どうにも好きになれない。

人間の品格のなさみたいなものを感じてしまう。

あれだけ対立候補者の悪口を言って「選挙が終わればノーサイド」になるか。

それは都合がよすぎるだろうと思ってしまう。

相手を徹底的に追い込んではいけない。

とりわけ政策と関係がない問題で追い込むのは、ある種ルール違反みたいなものだ。

第一、人間の品格を疑う。

菅さんはアメリカ型の選挙のやり方を真似ているのかも分からないが、ネガティブキャンペーンは聞いていて気持ちがいいものではない。

政治とカネの問題にしても現閣僚の仙石氏も朝日新聞で報道されていたし、蓮舫議員でさえ週刊誌で色々指摘されている。

それがためかどうかは定かでないが、昨日、蓮舫議員が菅首相に「政治とカネの問題をこれ以上突っ込むのはあまりよくない」というようなことを言っていた。

 どうも菅さんの手法はイメージ戦術のようで、対立候補のイメージを落とす手法に終始している。

現職首相としてこのようなやり方は好ましくない。

もう少し実績とか、今後この国をどうしたいというような考えを話して欲しいと思う。

まあ、訴えるべき実績はないだろうが。

この3か月間、彼は何もしてこなかったのだから。

 普天間問題にしても副総理時代に一切関わらず、何もしなかったが故に消去法で首相になれたみたいなものだ。

だが、一切発言していないのではない。

「普天間はどうにもならない。いっそ沖縄は独立した方がいい」というようなことを沖縄出身の民主党議員に言ったということは、報じられている通りだ。

ほとんどのマスメディアはこの発言をそれ程大きく扱っていないが。

 「1に雇用、2に雇用、3に雇用」という言い方にしても単なる言葉だけで、では雇用創出のために何をするのかという点が欠けている。

掛け声、言葉だけなら誰でも出来る。

市川房枝さんが目指したものはそんなものだったのだろうか。

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