栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

アベノミクスの効果って?

2016-06-23 10:23:52 | 視点


 参院選の火蓋が切って落とされた。

選挙になると勇ましい言葉が並び、ことさら成果が強調される。

言葉は言霊(ことだま)だってことを彼ら政治家は知っているだろうか。

公約もマニフェストも彼らが使えば一片の真実もない「言の葉」になってしまう。

公明党がかつて「平和の党」を自称していたことを、いま何人が知っているだろうか。

いまでは平和どころか自民党の後に付き従うだけの補完勢力。

戦争反対どころか、戦争に賛成する自民党を止められない党に変質している。

庶民のためと言いながら戦争に突き進んだ、かつての歴史と同じだ。

アベノミクス? アベノミクスの効果って一体何だ。

そんなものは地方のどこを探してもありはしない。

一体どこに行けばお目にかかれるのだ。

どうすれば実感できるのだ。

地方で目にするのはこんな光景ばかり。

駅は無人で、列車は1時間か2時間に1本通るかどうか。

通学時間帯を除けば駅に人影もない。

えっ、アベノミクスって滴り落ちてくるものだって?

そうすれば地方も少しは潤うんだって。

いつになれば、その滴とやらが落ちてくるのだ。

いつまで待てばいいんだ。

いつまで待たせるんだ。

その前に俺達も、町も死んでしまうだろう。

選挙目当ての政治家の言葉なんか信用できない。

いつまでも騙されてばかりはいないから、

「経済が争点」と言いながら虎視眈々と改憲を狙う。

衣の下に鎧を隠し、選挙の時だけきれいごとを並べる。

でも、もう騙されない。



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