参院選の火蓋が切って落とされた。
選挙になると勇ましい言葉が並び、ことさら成果が強調される。
言葉は言霊(ことだま)だってことを彼ら政治家は知っているだろうか。
公約もマニフェストも彼らが使えば一片の真実もない「言の葉」になってしまう。
公明党がかつて「平和の党」を自称していたことを、いま何人が知っているだろうか。
いまでは平和どころか自民党の後に付き従うだけの補完勢力。
戦争反対どころか、戦争に賛成する自民党を止められない党に変質している。
庶民のためと言いながら戦争に突き進んだ、かつての歴史と同じだ。
アベノミクス? アベノミクスの効果って一体何だ。
そんなものは地方のどこを探してもありはしない。
一体どこに行けばお目にかかれるのだ。
どうすれば実感できるのだ。
地方で目にするのはこんな光景ばかり。
駅は無人で、列車は1時間か2時間に1本通るかどうか。
通学時間帯を除けば駅に人影もない。
えっ、アベノミクスって滴り落ちてくるものだって?
そうすれば地方も少しは潤うんだって。
いつになれば、その滴とやらが落ちてくるのだ。
いつまで待てばいいんだ。
いつまで待たせるんだ。
その前に俺達も、町も死んでしまうだろう。
選挙目当ての政治家の言葉なんか信用できない。
いつまでも騙されてばかりはいないから、
「経済が争点」と言いながら虎視眈々と改憲を狙う。
衣の下に鎧を隠し、選挙の時だけきれいごとを並べる。
でも、もう騙されない。