栗野的視点(Kurino's viewpoint)

中小企業の活性化をテーマに講演・取材・執筆を続けている栗野 良の経営・流通・社会・ベンチャー評論。

ロマネスク様式の赤レンガ造り教会

2006-08-30 15:58:54 | 雑感
 福岡県小郡市にブラウン管や液晶ディスプレイの検査装置を製造している(株)メックという会社がある。取引先は大手家電、半導体製造メーカーである。
私は一応同社の顧問ということになっているので、月に1回本社を訪問し社長と情報交換をしたり、相談があればそれに応えたりしている。
経営相談というほどでもないが、毎回様々な話を雑談して帰ることが多いが、今回は帰りにちょっと寄り道をした。
 小郡市の隣に大刀洗町という田園地帯があり、そこにレンガ造りの古い教会があると耳にしたからである。

 大刀洗町大字今地区は隠れキリシタンの里だったようで、田んぼの中に2塔式の立派な教会が聳え立っていた。
教会の名前は今村教会。完成したのは大正2年。
長崎五島出身の大工、鉄川与助の手になるが、珍しいのは教会内部の床が板張りで靴を脱いで入るようになっていたことだ。
和洋折衷が見て取れる。

 2つの塔を持つロマネスク様式の赤レンガ造りの教会では、国内に現存する最古の教会ではないかと言われている。