波佐見の狆

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ささやかな紅葉狩り!!(大崎くじゃく園)

2021-11-15 14:20:32 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

皆さん、秋を楽しんでいますか?

母がグループホームに入所して早2か月。落ち着いて暮らしてくれているようです。細かいことを言えば、気がかりなことはまだまだありますが、、、病気らしい病気もなく、自宅に帰りたいと言って職員さんたちを困らせたりしないだけでも、ありがたいと思っています。私も、母を24時間プロの手に委ねているという安心感で、ようやっと時間と心の余裕がでてきました。やりたいこと、やらねばならないことは山のようにあるのですが・・・ぼちぼちですねえ。

まずは、この素敵な季節が終わらないうちに・・・光くんと十兵衛をお外で思いっきり遊ばせてあげねばね!

川棚(家から20分くらいのところです)に、ペットショップ併設のドッグランがあるとのことで、そこを目指して一昨日行ってみました。

(十兵衛&光くん「おでかけ、おでかけ!今日は病院じゃないんだね?!」)← 車に乗せられるときはたいてい病院なので、お出かけが目的というのは、2人にもわかるのでしょう。テンションが違うねーー

ところが、そのショップに着いてみると、ドッグランは予約しないとダメだそうで入れないし、いろいろめんどくさそうだったので、パンフレットだけもらって、帰るしかないか、、、と思ったのですが、、、少し先の大崎半島にあるという「大崎公園くじゃく園」という施設にでも寄ってみるかということになり、そちらへGo!

なーーんにも予備知識もなく、期待もせずに、ぶらりと立ち寄ったわけですが・・・これがなかなか楽しかったのです!(ちなみに、わんこ散歩OKです。)

門構えは・・こんな感じで、何と言うことはありません。

ところが、中に入ると、おおおーーー。

「くじゃく園」というだけあって、孔雀をメインにした、ミニ動物園兼遊園地なのです。孔雀は200羽もいるそうで(インドクジャク)昭和38年に日印親善の記念にインドから寄贈されたとのこと。そのほか、頭数は少ないですが、ポニー、フラミンゴ、ウサギ、ヤギ、亀などもいるのですが、驚くべきことに、入園無料でしかも年中無休なのです。これだけの動物たちを管理維持するだけでも、相当な費用がかかるだろうに、川棚町もやるなあと、感動してしまいました。

光くんは、あちこち旅行していろんな動物さんを見ているのですが、なにせ十兵衛は、何でも初めてなので、どういう反応をするかなと思ったのですが・・・案の定びびりながらも興味津々で楽しんでくれたようです。

(光くん 「フラミンゴさんだってーー僕も初めて見たなーー」)

(十兵衛 「ポニーさん!」)

200羽もの孔雀のほとんどが、広大なドーム型の檻の中で飼育されていて、木から木へと飛び回る孔雀は圧巻です。

(光くん「ぼく、茨城で何度か孔雀さんにあったけど、、、天引観音とかで放し飼いにしてあったねーー

こんな高いところにとまってるの、はじめて!すごいなーー)<赤い矢印だよ。>)

調べてみたところ、孔雀は、まじで空を飛べるそうです。あんなに仰々しい飾り羽をもっていて重苦しそうですが・・特に、メスは飾り羽がないので、数百メートルも飛行するそうです。

こちらは、シロクジャクです。珍しいでしょう。

(光くん「白いクジャクさんも、初めて!きれいだねーー」)

インドクジャクの白変種だそうで(アルビノとは違うんですって)、羽を広げると、この写真のように美しいそうですが、、見せてくれなかったなー

あと、ヤギさんとかは、放し飼いではないですが、ポールに繋がれて道端にいるので、びっくりです。みんな一緒に写真撮ったりしてました。私たちも光くんとじゅーがどんな反応するか、そばに連れていこうと思ったのですが、、結局忘れてたなーーごめんね、こんどね。

そして、、動物さんたちのエリアのほかに、遊具がいっぱいある原っぱとかもあるのですが、、そこからちょっと奥まったところに、こんな看板が・・・

「小径」と書いていながら、もみじ「谷」とは、これいかに??!! 

看板の言葉は、さておき・・・・ここからちょっと登坂になっていて、入ってみると、まさかの光景が!!

 

【ここで、とつぜん親子座談会モード~~~】

光くんきゃああ!きゃあ!まま!まま!紅葉だよ!!こんなところに、紅葉が!」

わたし「うわーーーほんとだねーーーー光くん!!やったね!やったね!!」

十兵衛「こ・う・よ・う!うまいの?!」

光くん「十兵衛ったら、食べ物じゃないよーーー!この赤やオレンジのきれいな葉っぱのことだよ!」

十兵衛「食いものじゃないの?!でも、『もみじ狩り』って言ってたでしょ!赤いはっぱを刈り取って炊いて食べるのかと思ってたっ」

わたし「あはは。『もみじ狩り』っていう言葉はね・・・以前の記事にも書いたことがあるんだけどね、むかーしむかしの平安時代にさかのぼるねーー。そのころ、貴族さんたちが、実際に紅葉した木の枝を手折りして、(これを「狩る」と言った)、手のひらにのせて鑑賞するという方法で愛でていたからね、その表現が残ったもの、なんだって!」

光くん「お、おー優雅だね~~~わっかるかな??十兵衛くんよ?」

十兵衛「なぁんだ、食いもんじゃねぇのか。でも、道に落ちたら食っちゃうもんね~~!がおおおおーー」

光くん&わたし「<十兵衛を無視して二人で盛り上がる>やっとできたねーーー紅葉狩り~~~~ひゃっほーー!」

十兵衛「なに、二人してうるうるになっちゃってぇーーそんなに嬉しいの?」

光くん「感激だよーーお!だってさ、茨城にいたときは、今頃、どこもかしこも、紅葉がいっぱい!家の周りを散歩するだけでも、街路樹の赤や黄色やオレンジを楽しめたさーーぼくが行ってた病院のすぐ脇の公園とか、なんて、もう圧巻!診察のあとのお散歩楽しかったなーー そして、裏磐梯とか、中津川渓谷とか、花貫渓谷とか、紅葉を見に旅行したしねーー!楽しかったよね、まま!だけど、長崎はあんまり紅葉しないから、ちょっと寂しくなってたのさ。」

わたし「楽しかったねーーー光くん!長崎も、雲仙の仁田峠とか、紅葉の名所というのはあるにはあるけど、わざわざそういうところまで遠出しないと見れないみたいだもんね。」

光くん「ぼくね、今のお家の周りの散歩コースや、ぐらんまのホームへ行く途中の山道とか、もっと赤くなると期待してたけど、、、ほとんど緑のままだもんね。ご近所さんのお庭の植栽が、部分的に赤いのはあるけど・・」

十兵衛「あ、あのぉ、、にーちゃんが夕方散歩拒否するとき、ぼくとぱぱとで、よく猪狩堤の土手を歩くんだけど、、、堤の中に生えてる木、赤かったよ。これ、こうようでしょ?」

光くん「はは・・・まあね!猪狩堤の周りの山々が全部真っ赤や真っ黄色になるのを期待してたのにさ・・これっぽっちだもんねーー」

わたし「そうなんだよねーー気温のせいもあるけど、たぶん紅葉する木があんまりないんだろうね。佐世保人や波佐見人って、あんまし、紅葉紅葉って言わないしーーそんなに興味ないのかなぁ・・

光くん「そーさねーー言わないねーー。波佐見に住んで寂しいことの一つだねえ・・・こっちって、イチョウがないと思わない?だから、あの目の覚めるような明るい黄色がほとんどない!つくばの洞峰公園のイチョウ並木が懐かしいなあーー」

十兵衛「わ~~兄ちゃんいくつのころ?」

光くん「えーっとね、3歳5か月くらいかな?」

十兵衛「・・・・ちょっと二人の会話についてけなくなった僕ちん・・・食べ物じゃないものにそんなに興奮しないもんね、ぼく、花より団子狆だからさ。でも、もうすぐ1歳だしね、世界を広げたいですっ!」

光くん&わたし「おっけーおっけーー!またあちこち遊びに行こうね~~ドッグラン、有田にもあるみたいだしね。

・・・というわけで、まさにほんの20メートルくらい?の「小径」でささやかながら紅葉狩りできただけで、大満足な一日でした。

長崎生まれなのに、わたしもぱぱも、この大崎くじゃく園のことは全然知りませんでした。穴場だったんですね・・・土曜だったので、ファミリー層が結構多かったですが、平日はもっとゆっくりできそうです。

繰り返しますが、365日オープン、いろんな動物あり、遊具あり、ゆっくりお弁当など広げられる芝生あり、春は桜、梅雨時には紫陽花、秋は紅葉と、こんなに楽しめて入場無料です!

ただ・・・私が思うに、入場料、せめて500円くらい徴収してもいいんじゃないかと。そして、もうちょっとトイレをきれいにするとか。。。(工事現場用のトイレはちょっとださくね?)カフェでなくてもいいので、飲み物やサンドイッチくらいなら食べれるおしゃれなスタンドなどを作るとか。。(自動販売機しかない!)すれば、インスタ映えもして、さらに集客できるのではと。

ちなみに、川棚町は、行政区でいうと、長崎県東彼杵郡(ひがしそのぎぐん)です。

東彼杵郡が、川棚町、波佐見町、東彼杵町 という三つの町から成り立っています。波佐見町は、陶磁器産業メインで個性的な窯元、ショップ、おしゃれなカフェがいろいろですが、山里でして、海がありません。川棚町と東彼杵町は、海沿いに広がり、自然が豊かなリゾート地です。波佐見から川棚まで出てくると、雰囲気変わりますね。

いろいろと探訪していきたいと思います。