まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

綿菓子のような・・・

2015年10月02日 | 日記

綿菓子のような雲・・・
と書きかけて、ふと遠い目になってしまった。
そう言えば綿菓子なんずいぶん食べてないよなあと思う。



やたらベタベタと甘ったるく
それこそ雲をつかむような儚い食感だったあの食べ物に
胸をときめかせた時代があったことが不思議だ。
今でもお祭りの屋台には綿菓子売りのオジサンはやって来るのだろうか。

初恋も綿菓子のようなものだったなあ・・・
オジサンは再び遠い目になって懐旧にふけってしまう。
そもそもどれが初恋だったのかさえも忘却の彼方となってしまった。
甘い記憶も淡雪のように一瞬に消えてしまった。



初恋の相手ではなかったが・・・
高校時代に一度だけ女の子とボート遊びをしたことがあった。
もちろん告白しようと誘ったのだが
もしボートがここでひっくり返ったらどうしよう・・・
水泳は得意ではないので彼女をちゃんと助けられるだろうか・・・
そんなことばかり考えて気分が悪くなった。(笑)



世の中のことはすべからく綿菓子のようだと思う。
フワフワとすべては曖昧で頼りなく確かなことなど何も残っていない。
これこそが自分の道だと確信を持った人生も
果たしてどうだったのかと考えてみれば大いに疑問なのである。
もっともっと違った人生があったのではないか・・・

秋はモノ思う季節ではあるが
どうもマイナス思考で威勢が上がらないのである。