まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ぶらり松江の旅

2015年10月27日 | 旅行
無事に法事を終えた私は
一畑電鉄の出雲市駅から松江へと向かいました。
ガタゴトガタゴト、久しぶりの休日なのでハイテンションです。



一畑電車は映画「RAILWAYS」ですっかり有名になりましたが
中井貴一の出雲弁は全くダメでしたねえ。(笑)
普段はもっぱら関西弁の私も
田舎に帰るとたちまち出雲弁になってしまいます。



のどかな車内には懐かしい出雲弁が聞こえています。
この日はなぜか観光客は少なく、地元の人がほとんどでした。
出雲から松江まではほぼ一時間。
宍道湖畔の風景を眺めながらの一人旅です。



ハイ、宍道湖ですよ~!
ご存じ海水と淡水が入り混じった「汽水湖」です。
そんな環境があの美味しい「しじみ」を育てるんですねえ。



その宍道湖畔に湧くのが松江宍道湖温泉です。
ハイ、お察しの通り実はここが目的だったんですよ。
その前に温泉街の奥に「お湯かけ地蔵」があると言うのでそちらへ・・・



ほほう、コレですか!
どこの温泉場にもありますが参拝するのは初めてです。



湯温は体感で43、4度といったところでしょうか。
私、てっきり沸かし湯だと思っていましたが
宍道湖の地中深くから自噴するかなり高温の温泉だそうです。
その源泉でお湯を汲んでいるオジサンがいたのでさっそくインタビュー。

 「日帰り入浴が出来る旅館ってあります?」
 「なんぼでもあるが、どこも1000円以上は取るけえの」
 「まあ、そのぐらいなら・・」
 「そこのSKプラザは500円じゃけん、そこにしんさい」
 「SKプラザ?」
 「眺めはええし、あそこなら安いで」

オジサンは入浴料にこだわりがあるようで
すすめられたのは健康ランドのような建物だったのですが・・・



どうです、この絶景の展望風呂!
宍道湖が一望できるばかりか、人もいなくてまさに貸切状態。
いやあ、いいところを紹介してもらいました。
泳いでみたり、大股開きをしてみたり
たっぷり一時間、宍道湖の大地の恵みを満喫しました。



温泉入浴の後は市内観光。
市内周遊バスの運転手さんは女性でした。
年の頃なら四十ちょっと手前、昔はさぞ・・という美人でした。(笑)



やって来たのは松江城。
城下町・松江のシンボルは黒塗りの下見板に覆われていて
まるで千鳥が舞い降りたような優美さから別名「千鳥城」と呼ばれています。
何度も言いますが、お城はやっぱり黒ですねえ。
天守は今年7月、63年ぶりに「国宝」に指定されたばかりで
大いに盛り上がっていました。



石垣、大好きなんです。
友だちから「前世は石垣だったんじゃないの」と冷やかされるほど
この悠久の石組を見ているとウットリしてしまいます。

   ♪ 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵~

思わず「武田節」を高吟しておりました。(笑)



城の掘割をめぐる屋形船が人気だそうです。
いいですねえ、情緒があって・・・
この後、武家屋敷や小泉八雲旧居も行きたかったのですがタイムアップ!
明日は出雲に戻って「出雲大社」参拝です。

どうかお楽しみに・・・