なかなか仕事が片づかすに
ジョギングに出たのは午後になってからだった。
昼下がりの公園は閑散としている。
犬の散歩も午前中はラッシュ状態だが午後はの~びり。
日々刻々、次々に樹木が色づいている。
春は輝くばかりの青や緑だった葉が別人のように紅葉している。
しみじみと自然の摂理を思う。
仲良く体操中のご夫婦。
よくわからないが、かなりのご高齢ではなかろうか。
私も含めて公園の平均年齢は高い。
ボクササイズ?
一見、若々しいが、この人も結構な年齢である。
高齢と言えば御年80歳になった「あの人」もついに動いた。
都知事を辞任して国政に復帰すると言う。
かねてより「石原新党」の噂はあったけれど、あくまでも人寄せ役であり
本人が出馬するとは思っていなかったので意外ではあった。
個人的に言えばこういう「傲岸不遜」なタイプの人間は大嫌いである。
ただ、この人の「発信力」「言語能力」の高さは並の政治家が束になっても敵わない。
尖閣の国有化にしても結局はこの人の行動力に慌てたのが内情だろう。
まことに勇ましくて、その発言には溜飲を下げることも多いが
常に「暴走」の危険をはらんでいる。
石原新党の顔ぶれは「たち上がれ日本」のメンバーが中心らしい。
今や「枯れ果てた」ようなロートル議員ばかりである。
経験豊富な重鎮ではあるが「守旧派」の発想力に希望があるだろうか。
中央集権の打破、官僚制度の改革は結構だが
常にその中枢で権力をふるって来た人たちに出来るのだろうか。
東の石原、西の橋下、人気役者の揃い踏みで政界は波乱含み。
しかし、方や棺桶に片足を突っ込んだ一言居士集団
方や未熟さばかりが目立つ玉石混交の素人集団。
漫画のような構図は面白いがやはり「連携」は無理ではなかろうか。
石原都知事はしきりに「最後のご奉公」を強調していた。
その意気やよし、とは思うけれど
80歳の爺さんがご奉公を決意しなければならない
日本の政治とはいったい何であろうか・・・
へえ、もう「山茶花」が咲き始めている。
晩秋から冬にかけての花の少ない時期に目を楽しませてくれる。
山茶花はやはり冬の花のイメージが強い。
♪ さざんか さざんか さいたみち たきびだたきびだ おちばたき・・・
そう言えば、ここ数日の朝晩の寒さは冬を思わせる。
駆け足で秋が深まっている。
帰り道に見かけた小学生。
ランドセルの黄色いカバーは一年生だろか。
公園も政界も高齢者ばかりだから、君たちに期待してるぞ!
さて、私も最後のご奉公を・・・