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まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

最後のご奉公

2012年10月26日 | 日記

なかなか仕事が片づかすに
ジョギングに出たのは午後になってからだった。

昼下がりの公園は閑散としている。
犬の散歩も午前中はラッシュ状態だが午後はの~びり。

日々刻々、次々に樹木が色づいている。
春は輝くばかりの青や緑だった葉が別人のように紅葉している。
しみじみと自然の摂理を思う。

仲良く体操中のご夫婦。
よくわからないが、かなりのご高齢ではなかろうか。
私も含めて公園の平均年齢は高い。



ボクササイズ?
一見、若々しいが、この人も結構な年齢である。
高齢と言えば御年80歳になった「あの人」もついに動いた。

都知事を辞任して国政に復帰すると言う。
かねてより「石原新党」の噂はあったけれど、あくまでも人寄せ役であり
本人が出馬するとは思っていなかったので意外ではあった。
個人的に言えばこういう「傲岸不遜」なタイプの人間は大嫌いである。
ただ、この人の「発信力」「言語能力」の高さは並の政治家が束になっても敵わない。
尖閣の国有化にしても結局はこの人の行動力に慌てたのが内情だろう。
まことに勇ましくて、その発言には溜飲を下げることも多いが
常に「暴走」の危険をはらんでいる。



石原新党の顔ぶれは「たち上がれ日本」のメンバーが中心らしい。
今や「枯れ果てた」ようなロートル議員ばかりである。
経験豊富な重鎮ではあるが「守旧派」の発想力に希望があるだろうか。
中央集権の打破、官僚制度の改革は結構だが
常にその中枢で権力をふるって来た人たちに出来るのだろうか。



東の石原、西の橋下、人気役者の揃い踏みで政界は波乱含み。
しかし、方や棺桶に片足を突っ込んだ一言居士集団
方や未熟さばかりが目立つ玉石混交の素人集団。
漫画のような構図は面白いがやはり「連携」は無理ではなかろうか。
石原都知事はしきりに「最後のご奉公」を強調していた。
その意気やよし、とは思うけれど
80歳の爺さんがご奉公を決意しなければならない
日本の政治とはいったい何であろうか・・・

へえ、もう「山茶花」が咲き始めている。
晩秋から冬にかけての花の少ない時期に目を楽しませてくれる。



山茶花はやはり冬の花のイメージが強い。

   ♪ さざんか さざんか さいたみち たきびだたきびだ おちばたき・・・

そう言えば、ここ数日の朝晩の寒さは冬を思わせる。
駆け足で秋が深まっている。

帰り道に見かけた小学生。
ランドセルの黄色いカバーは一年生だろか。
公園も政界も高齢者ばかりだから、君たちに期待してるぞ!
さて、私も最後のご奉公を・・・

 


手のひらの秋

2012年10月25日 | 日記

文句のない秋晴れだった。
いろいろ気がかりや屈託が多くて
心の方はすっきり秋晴れとはいかないけれど・・・・

ハナミズキが真っ赤だ。
他の樹木は紅葉にはまだまだといった感じだが
頑張ってひとり気を吐いている。

キンモクセイが一面に散り落ちてオレンジの絨毯になっている。
まだ元気に芳香を放っている木もあるが
キンモクセイの花期は意外に短く、一斉に散り始める。

  花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに

小野小町の時代にキンモクセイはあったのだろうか・・・



桜の落ち葉を何気に手にのせてみたら・・・
なかなか風情を感じた。
これいいかもしんない、と続けてみる。

ドングリ・・・頭の上からドンドン降って来る。

ギンナン・・・ちょっと臭かった。

クリ・・・痛かった!

真っ赤に色づいた葉もある。
ご覧のように私の手はデカくて妙に厚ぼったい。
人に「お釈迦様のような手ですね」と言われたことがある。
世に功徳を施す手だろうか・・・

タイサンボクの落ち葉は私の手にも余る。
この錆色の紅葉が結構好きだ。

昆虫広場もすっかり秋の風情である。
虫のすだく声も聴こえるが、気のせいかか細くなって来ている。
そろそろ冬眠の季節かも知れない。

ひらひら名残りのモンシロチョウが飛ぶ。
これも・・・と思ったが、手のひらにのせるのは無理だった。



草むらに入ったせいか、スボンにいっぱい何かがついている。
ウーン、これなんだったけかなあ・・・
ひっつき虫、イノコズチ、名前は浮かばないけれど
遠い少年時代を思い出す。

どこまでも高く青い空。
ちょっと泣きたくなるようなブルーだなあ。
すっきりと晴れ渡ったこの空を手のひらにのせてみたいと思った。

 


しゃぶしゃぶ

2012年10月24日 | 日記

雨まじりで風も強く「不穏」な一日だった。

夕方から打ち合せで都内へ。
見上げると「ただならぬ」気配の空だった。
案の定、行く手には「ただならぬ」ことが待っていた。

打ち合わせの後
いつものプロデューサー氏と「しゃぶしゃぶ」の店へ。
敏腕ディレクターも同行だった。
「しゃぶしゃぶ」を食べるなんて何年ぶりであろうか。

お肉を持ってポーズをとってくれたのが店員のOさん。
ご覧のように21歳の可愛らしい女性である。
実はプロデューサー氏は彼女を目当てに通いつめているらしい。

まずはお野菜からどうぞ・・・とやさしく彼女。
若いのに接客も丁寧で感じがよく、オジサンはちょっと感心してしまった。

お肉は北海道・十勝産の和牛。
見るからに美味しそうじゃありませんか?

表現が凡庸ではあるが「とろける!」ようであった。
肉自体に深い味わいがあって、いくらでも食べられそうである。
実際「食べ放題飲み放題」コースを選択したので心おきなく食べた。

プロデューサー氏は上機嫌で念願のツーショット。
「鼻の下」が床まで伸びてしまっている。
実はこの後、私もツーショット写真を一緒に撮ったのだけれど
余りにニヤけた顔なので掲載を断念した。

途中で追加の「お出汁」を投入!
本当によく気がつくし、よく働く女性だ。

   「この写真、ブログに載せてもいいかな?」
   「ハイ、もちろん。光栄です」

うーん、どこまでもいい子であった。

久しぶりの「しゃぶしゃぶ」はとても美味しかった。
焼き肉もいいけど、これからはしゃぶしゃぶだな・・・と衆議一決。
Oさんもフェイスブックをやっていると聞いたので
お互いの交流を約束して別れた。
心も「しゃぶしゃぶ」と洗われたような気分であった。

一夜あけて、今朝は美しい朝焼けだった。
ちょっと二日酔い気味だが
食べぶんをしっかり消費しようと固い決意でジョギングへ。

 


ベランダ風景

2012年10月23日 | 日記

我が家のベランダ風景をご紹介しよう。
と、偉そうに言ってはみたものの、実はブログに載せる写真がなくなった。
ここ数日、仕事で家にこもりっきりで公園に出ていない。
普段はストックの写真で誤魔化すのだが、それも尽きてしまった。



私の部屋のベタンダは14階の東側にある。
遠く彼方に見えるのは新宿の高層ビル群である。
昨日は気温も高く薄曇りでボンヤリと霞んでしまっていた。

夜はこんな風になる。
気温が下がって夜景が冴えて来た。
ビル群の真ん中にポツンと東京タワーが見えるだろうか。
この左にはスカイツリーも見えるのだが、いつも撮っているのでやめた。



すぐ向かいの棟もすでに築20年以上だから、かなり老朽化しているのがわかる。
団地暮らしもかれこれ10年になって、私自身もかなり老朽化している。

夜はこんな感じだ。
時折、カーテンを開けっぱなして女性が体操をしている姿が見えて
目のやり場に困るようなこともある。

左側には高層棟が並ぶ。
こんなのが4、5本はあるだろうか。
人口は3万人ほどで都内でも有数のマンモス団地である。
但し、最近は空き家も多い。

高層棟の夜景は意外に気に入っている。
夜中に仕事に行き詰った時などは、ボンヤリとこの風景を眺めることがある。
この無数のウサギ小屋の中で、みんな泣いたり笑ったり
日々の暮らしを生きているんだなあ・・・などと妙に感傷的になったりする。

眼下に見える低層棟は分譲である。
最上階は広いテラスがあって中古でも4000万以上はする。
東京はとにかく家賃も土地の値段も高い!

一応、決まりもので夜景も撮ってみたが・・・とくにコメントはない。

これは南側のベランダからの風景。
関越道のインター方面で空がほのかに夕焼けに染まっている。

夜は結構キレイだ。
走る電車の明りや高速に向かう車のテールランプが
雨の日は遠くにじんで見える。

西側には高層のオフィスビルがある。
本来なら富士山も見えるのだが、このビルが邪魔して見えない。
何とかならないかと思うが、何ともならない。

この二つの窓は明りが消えたことがない。
一年365日、土日も正月も明け方までずっと明りがついている。
いったい何の会社だろうか・・・
でも、団地が寝静まった深夜、この明りを見ると励まされる。
まだ頑張って働いている人がいるんだなあ、俺ももうちょっと頑張ろう・・・
などと元気をもらったりするのである。
しがない団地暮らしではあるが、それなりに気に入っているのである。

 


公園中毒

2012年10月22日 | 日記

朝から快晴、ポカポカとあたたかくて
絶好の行楽日和だった。

行楽に出かける余裕はなく、朝からずっと仕事。
しかし、どうにも落ち着かず、昼過ぎに公園内の図書館に出かけた。
一応、資料を探すのが大義名分ではあったが
一日に一度、公園の「顔」を見ないと忘れ物でもしたような気分になる。
どうも重症の「公園中毒」のようだ。

日曜日だけに公園は大勢の人で賑わっていた。
イチョウの葉もいい感じに色づいて来て、絶好の「公園日和」でもある。

インラインスケート大会開催中。
野外でやるのに「インライン」とはこれいかに?
そういうことではないんだろうな、きっと。

揃いのピンクで何やら「ダンス教室」らしき一団。
私は一糸乱れぬ「団体競技」というのは大嫌いなのだが
呆れるほどにバラバラで好感が持てた。

野球場の横に置かれた優勝トロフィー。
どうやら区内のソフトボール大会のようだが
垂れ幕に書かれた「小P連」という文字の意味がわからず聞いてみると
「小学校のPTAの親睦大会なんです」との答え・・・あ、なるほど!

皆さん、熱心に観戦し声援を送る。
エラーの連続だったがPTAの親睦は大いに盛り上がっているようだ。

横の「バーベキュー広場」も大盛況。
昼間から焼き肉のいい匂いを周囲に漂わせている。
ああ、久しぶりにバーベキューしたいなあ・・・

ただいま「キンモクセイ」も満開。
まるで花に誘われる蜜蜂のように人が群がっている。
花の香りと焼き肉の匂いが混ざって、実に微妙な配合であった。



映画監督の若松孝二氏が亡くなった。
ピンク映画から叩き上げ、数々の話題作を提供しつづけた彼は
見事なまでの「反骨」「反権力」の人だった。
大昔、友人に連れられて行った新宿のゴールデン街で
一度だけご尊顔を拝したことがある。作家の中上健次氏と一緒だった。
巷間言われているような「野卑」なところは少しもなく
どこか朴訥で誠実そうな人とお見受けした。
彼が先日亡くなった新藤兼人監督を心から尊敬していたことは余り知られていない。
つまりそういう人だったのだと思う。合掌・・・

サックスを吹くオジサン。
うまくはないが、何とも味がある演奏だった。
うーん、何とかいうジャズナンバーだったが思い出せない。

ちょっと驚いた。
高さ15メートルはあるケヤキの大木に人が登っている。
しかも、少年だ。どういうことだろう・・・
聞けばNPOが主催する「ツリークライミング」の体験教室らしい。
みんなロープを器用に使ってスルスルと登って行く。
上にはハンモックのようなものも広げてある。
いいなあ、いいけど怖そうだなあ、オジサンにはとても無理だなあ。



こんな女の子も平気で登って行く。
うーん、「木登り女子」か・・・日本の将来は明るいかも知れない。



まさに公園日和。
誰もが思い思いに汗ばむような秋の陽射しを楽しんでいた。
私もちょっと心に汗をかいて公園中毒もスッキリ解消。
慌ただしく仕事に戻ったのであった。