まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

コマドリ来たる!

2012年04月29日 | 日記

いよいよゴールデンウィーク突入!

そんな喧噪をよそに走る。
お気に入りの「林間コース」は人影もなく静かだ。
あたこちから野鳥のさえずりが聴こえる。
15分も走ると汗ばんでくる。

林の中の東屋周辺はバードウォッチャーたちのたまり場になっている。
いつになく人が多いけど、何か「スター」のお出ましか・・・

何か「事件」でもあったかのようなカメラの放列。

     「何か来ているんですか?」
     「(小声で)コマドリが入っているんですよ」
     「へえ、コマドリが!」

野鳥愛好家の人は鳥が公園などに飛来することを「入る」と言う。
そうかコマドリか・・・これは確かに「事件」だ!!
啼き声が美しいことて知られるが姿を見せることはめったにない。

なかなか姿を見せないので、皆さん、手持無沙汰。
それぞれの「野鳥情報」を披露し合いながら待っている。
まるでスターの「出待ち」だな、こりゃ。

皆さん、すごいカメラを持参している。
大砲のようなカメラカバーにガッシリとした三脚。
迷彩柄はやはり野鳥を驚かせないためのカモフラージュだろうか。
完全装備!と言った感じである。

こちらのオジサンは反対方向で別の鳥を狙っている様子。
なるほど、椅子も用意しているんだ。

声はすれども姿は見えず・・・
でも、せっかくだから特別に写真公開。

これが公園の大スター「コマドリ」ですよ。
オジンジ色がきれいでしょう!
大きさはスズメぐらいで、メジロに似た何とも愛らしい顔をしている。
「ヒン、カラカラカラ・・・」という美しい声で啼く。
ウグイス、オオルリとともに「日本三啼鳥」の一つに数えられる。
しばらく待ってみたが、結局、スターは登場せず、再びジョギングに出発!

走り出すと木立の奥で「ヒン、カラカラカラ」と涼やかな啼き声。
コマドリの公園滞在はわずか1日、2日で、すぐ奥多摩などの深山幽谷へと飛び立つ。
公園は言わば「途中休憩」の場所なのだ。
「まあ、今年は声だけでガマンするか」と呟きながらジョギングのペースを上げた。