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まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

岩合光昭「ねこ歩き」

2014年04月06日 | 日記

池袋の地下街を歩いていたら
柱のポスターにこんな猫の写真を見かけて足をとめた。

岩谷光昭さんの「ねこ歩き」写真展だ。
私自身はとくに猫好きという訳ではないのだが
NHK-BSの「岩合光昭の世界ねこ歩き」は時々観ることがあって
その不可思議な生態に妙に癒されたりしている。
せっかくだからちょっと覗いて見た。

岩合さんは動物写真家として有名だが
これほど猫に「ご執心」だったとはつい最近まで知らなかった。
デパート8階の会場はウィークデーの昼間にも関わらず結構な人出だった。
女性が8割、男性2割という構成比で、子供もチラホラ。
いかにも猫好きといったオバチャンたちが楽しそうに列をなしていた。



岩合さんの写真はヨーロッパやアジアの街角で生きる猫たちを
その生活感とともにイキイキと活写していて、思わず引き込まれてしまった。
それを見ながらのオバチャンたちの感想も実に面白かった。

猫という動物は犬とは違って
何を考えているのかわからない「神秘的」な魅力がある。
自由である、気まぐれである、犬のようにデレデレと人間に媚びたりはしない。
猫なで声で機嫌を取ろうとしても平気でプイと横を向いたりする。
言わばサービス精神皆無にも関わらず人に愛される。
実に不思議な生き物である。

イヌ派かネコ派かという議論がある。
概してイヌは人間への依存心が強く、飼い主に対してどこまでも忠実・従順である。
個人的にはそういうタイプの「人間」は大嫌いだが
飼い主としては手放しで愛情を確認出来るだけにペットには最適の性格なのだろう。
対してネコは独立心、警戒心が強く、なかなか人間の思うようにならない。
簡単には心を許さず、時には冷淡であったりするのだが
ネコ好きにはその「気まぐれさ」がたまらないと聞く。

まったく違うタイプのペットなのだが
飼い主の哲学、人生観にも重なり合う面があって実に興味深いと思う。

岩合さんの撮影風景の写真もあった。
確かにすべての写真が「ネコの目線」で撮られていて
岩合さんのネコへの愛情を感じるのだが
うーん、これはこれで大変だなあ・・・と妙に感心してしまった。

例によってポストカードをいろいろ購入した。
猫の写真を買ったのは初めてだった。
ちなみに右端の猫型の入場チケットは本の栞になっていて・・・

こんな風になる。
なかなか可愛いと思うのだが。
で、後日、私も公園で猫写真を撮ってみた。

どうだろう・・・
なかなか「岩合している」と思うのだが・・・

ちょっとずつ猫に惹かれ始めている。

 


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