「富士屋」が復活したことは怪鳥から聞いていた。だが、なかなか渋谷に行く機会に恵まれず、お店を訪問できない。
ようやく訪れた今年初の渋谷行きはちょっとブルーだった。
年間の粗利200万円の仕事が突如終わったのだ、それまでもその仕事は問題続きだった。約束したスケジュールが守られず、様々な関係各所に迷惑をかけていた。さすがにその状況はヤバいと、代表者に改善を求めに行ったら、「スタッフのモチベーションが低下していて、媒体の意味がなくなった」とあっさり打ち切りに。心の中で、ちょっとパニックに陥った。最悪の事態は想定していたが、実際にそうなると気持ちは動揺した。
気を取り直して、「富士屋本店」へ。MAPで探すと、着いたところはかつて、「富士屋」のダイニングバーがあった場所だった。2019年に一度訪れていたが、ダイニングバーという店名通り、自分には合わないお店だった。
開店は17時(平日)。その10分ほど前にお店に到着すると、既に数人の人が並んでいて、自分もその後に続いた。そして、16時。開店とともに店内へ。奥の間のカウンターに案内された。
紙のメニュー、壁の黒板メニューにびっしりと書かれた酒肴の数々になんだかワクワクしてくる。しかも、自分の好きなものばかり。
さて、酒をどうするかとキョロキョロしていると、カウンターの一角に「ホッピー」を発見。「ホッピー」白(350円)をオーダーした。すると、「焼酎は何?」と尋ねられた。「ホッピー」のボトルの横に宝焼酎が見えたので、「宝で」と答えると、「大きさは?」とまた訊かれる。よく分からないから、「大きい方ください」と言った。なるほど、いちいち、「なか」のおかわりを頼まなくていいのか。これはいい。実は後で気づくのだが、「焼酎は何?」というのは、銘柄ではなく、大きさのことだった。
ホッピーの頼み方
①「ホッピー」の種類(白か黒)
② 宝焼酎の大きさ
220ml 500円/360ml 750円
さて、次はつまみだ。まず「ハムキャ別」(400円)はマストだが、すぐに出てくるものを頼みたい。ポテサラ系を探していたら、「スパサラ」(300円)を見つけた。いいじゃないかー。
そして出てきたのが、このボリューム。うわぁ、山盛りじゃないか。しかもピリッと辛くてうまい。実はあまりにもおいしかったから、後日家の夕飯でこしらえたが、それほどうまく出来なかった。
そして、「ハムキャ別」。
厚切りハムとキャベツの相性が抜群。ホッピーのあてに、よく合う合う。
気がつけばお店はほぼ満員。
オールドファンからすると、旧店舗よりもきれいになってるから、必ずしも満足ではないかもしれない。でも、自分はあの昔の激混みの店内で、オーダーのしにくさ、オーダーしたものを中継してもらう煩わしさを考えれば、この新店舗の方が断然いい。これはもしかして、アワードの立ち飲み部門に波乱があるかも。そんな希望を感じさせてくれる。
宝焼酎の360ボトルはホッピーの均等な割り量にできなかった。最終的にかなり焼酎が余ってしまったのだ。360ボトルは相当濃いめが可能である。ただ、220だと、逆に満足できないような気もして、その辺りはまだ試行錯誤が必要かも。
最後に「煮込み豆腐」(500円)をオーダーした。長い時間かけて煮込まれた風合いの、まさに煮込みという一品。かいわれがトッピングされているのが嬉しい。
すっかり、仕事の嫌なことなど忘れてしまった。くよくよしないでまた仕事をとっていくか。来月には最後の納品がある。また、必ずここに来よう。
富士屋さん懐かしいです。
新しくなったお店は相変わらず良さそうですね。
私もまた行きたくなりました。
開店時間が午後4時ということは土曜日でしょうか。
平日だったらさらに混みあうのか、心配になります。
ともかく「ハムキャ別」が食べたいですね。
おはようございます。
開店時間、自分の勘違いでした。撮影した画像の記録を見たら17時過ぎだったので、平日17時にお店に入っています。本文も修正しました。
実はこの後、もう1回行きましたが、その時は並んでいる人は皆無で、自分ひとり開店を待っていました。夜遅くなると入れない事態も考えられますが、自分が行った2回は、17時から18時半の間、途中からでも入れていたと思います。店内は広いですし。
「ハムキャ別」はたまらんです!