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喫茶さすらい 144 - きらり、木もれ陽のような - 「木もれ陽」(小美玉市羽鳥)

2025-01-21 18:54:53 | 喫茶さすらい

常磐線の羽鳥という駅で下車をした。

初めて降りる駅である。

予定より早く駅に着いたため、時間を調整しなければならない。まず、駅の周囲に店があるか確認した。東口側はきれいに整備されたロータリーがあるが店はない。住宅地が広がるばかりである。次に西口側に出た。駅の西口側の方がやや栄えていた。少なくとも建物がたくさん建っている。駅出口の斜め前にお店があった。喫茶店っぽい。

「木もれ陽」とある。

タクシーが来るまで、ちょっと休憩させてもらおうか。

簡易なテーブルと椅子。チープな装飾。店内は老人施設のグループホームみたいな雰囲気だった。

「どうぞ」と通されたのは4人掛けテーブル。

一人客だけど、いいのかなぁと思いながら、まぁこの田舎の店に客など来ないだろうと思い、座らせてもらった。

昼飯は土浦駅の駅そばでいただき、お腹いっぱい。コーヒーでもいただこうと思って、メニューを開いたらホットケーキ(350円)なるものがあって、それとコーヒー(300円)をオーダーした。

空いている店内だったが、この直後お客さんが次々と来店するのである。続々テーブルが埋まっていく中、自分の隣の2人掛けテーブルに客は来ない。そろそろ、その隣の席に移ろうかなと思っていた矢先、4人の客が来店した。てっきり、店員は自分に席の移動をお願いするかと思ったら、店員のおばちゃんは「満席なんですよ」と断りを入れた。

ちと待てよ。

売り上げ機会の損失はどんな業種でも避けなければならない問題だ。これはまずいとと思い、お店の人に声を掛けた。

2人掛けの席を指して「こっちに移りますよ」。

お店の人は、「よろしいんですか」と恐縮している。いや、東京だと、こんなの普通でしょ。

4名のお客さんを逃すなんてもったいない。

席に移ってしばらくすると注文したパンケーキが出てきた。

生クリームもついて、いい感じ。

食べられるようでなかなか食べる機会のないパンケーキはパフパフ。

うまいなー。

ぱくぱくと平らげてしまった。

外を見たらタクシーが停まっていた。

今がチャンスとお会計。

すると本来14:00-17:00のタイムサービスであるワンコイン料金を適用してくれた。税込500円。

150円のサービス。

「ありがとう」というと、「こちらこそー」とおばちゃん。

その笑顔は木もれ陽のように眩しかった。

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