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居酒屋さすらい 1350 - ボリューミーでおいしい、昼飲み可 - 「てらこや」(久喜市久喜中央)

2018-07-12 22:50:36 | 居酒屋さすらい ◆地方版

白岡市というのはところに取材に行った。関東地方に住んで40余年。埼玉県にそんな名前の市があるなんて、初めて知った。取材が終わり、駅の周囲で酒を飲もうかと思ったが、案の定何もない。仕方なく、東武線とJR線のターミナルまで行くことにした。

久喜市。

白岡は知らなかったけど、久喜ならかろうじて知っている。

よし、久喜で勝負をかけよう。

15時半。

久喜駅を出る。一見して、酒場は期待できない雰囲気。駅の周囲は栄えてなく、酒場もみあたらない。こりゃまずいことになった。私鉄とJRの乗り換えだから、途中下車とは違って、無駄な運賃は払ってない。けれど、せっかく降りたのだから、なんとかしたい。そう思って、駅の周囲を歩き、店を探した。すると、怪しげな店を見つけた。ドクロがシェフの出で立ちをした店だった。しかも、店は開いていた。背に腹は変えられず、ボクは店に入った。

選択肢がなく、半ば仕方なく入った店だったが、この店がアタリだった。

生ビールと「ポテトサラダ」をオーダー。

ポテサラのボリュームが半端ない。推定300g。しかもうまい。その勢いを駆って、「唐揚げの磯辺揚げ風」(正式名称ではない)。これがまたバカうまだった。

厨房の若者は、ちょっと小僧風。けれど見た目と違い、料理は上手く、飲む人の気持ちになって、腕をふるった。元気な女性の店員も気持ちよかった。彼女は、東京の酒場を飲み歩いているようで、なかなか詳しかった。その知識を還元しようという心意気が感じられた。そして、その彼らのコンビネーションは店にほどよいグルーヴ感を与えた。ボクは「緑茶ハイ」をいただきながら、彼らとの会話を楽しんだ。

〆はなににしようと、女性の店員に助言を求めた。すると、彼女は、「ナポリタン」を推した。それが、またボリューミーで、かつうまかった。ケチャップたっぷり。

彼らの料理は自由自在だった。居酒屋メニューにとらわれることなく、うまいものだけをだしてくれた。

さいたま市くらいならば、東京までの距離は物理的にも心理的にも近い。けれど、彼らの会話から、東京は遠いというのを、言葉の端々から感じられた。

また、この店に行きたいが、なかなか行ける距離ではない。でも、またいつか再訪したい店である。

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