結局、旭川では酒場に一軒きりしか行けず、ちょっと心残りのまま、空港に着いてしまった。
時刻は14:30。
帰りのフライトまでまだ3時間もある。
一本原稿を仕上げてビールでも飲むか。
地方出張の楽しみの一つに空港飯がある。本当に田舎の空港には何もないけど、主要都市の空港は本当に楽しい。羽田以外だと新千歳が好きだ。空港限定の変わった飲食店が多い。それに比べると旭川は規模は小さいが、それでもなかなかどうして。
福岡空港よりは小さいが、フードコートが充実していて眺めてるだけで楽しい。
ラーメン屋は2軒、そしてカレー屋さんもある。
旭川ラーメンの人気店「梅香軒」に全国区の「山頭火」。実は今回初めて知ったのだが、「山頭火」の本店て旭川にあるみたい。てっきり山口かと思っていた。
フードコートは空いており、その片隅で仕事をさせてもらった。原稿を書き上げて、「梅香軒」で生ビールをオーダー。メールチェックしながら、ビールをいただく。ビールは「サッポロクラシック」。
無条件にうまい。
しばしビールで、使った頭をクールダウン。
最後に旭川ラーメンで〆たいと思うのだが、ここは「梅香軒」一択。Wikiによると、同店は月刊北海道経済主催の「旭川ラーメン大賞」初代王者らしい。ますます期待は高まる。
空港店限定で、「とうきびバター」なるメニューがあったが、ここはまよわず醤油ラーメンである。
広い北海道の3大都市に、札幌の味噌、函館の塩、そして旭川の醤油と、それぞれ違うベースのラーメン文化が根付く。
旭川に来たら、醤油ラーメンがマストだ。
ただし、供された実際の醤油ラーメンは東京の鶏ガラ醤油とは全く違う。茶濁のこってりスープ。豚骨醤油でしょと言わんばかりの濁り方。5年前にいただいた「ばら」よりも透明度はない。
ただ、個人的に豚骨醤油は好みである。
一口いただくと、もう実にたまらなくうまい。
スープだけでもう満足感に浸れる。
麺硬で出てくるところが絶妙。
大満足の1杯。
やり残したこともあるけれど、旭川ラーメンで〆られたのだからよしとしておこうかしら。
ありがとう旭川! また逢う日まで。
そう言えば山頭火は旭川ラーメンなのになぜ山頭火なんでしょうね。すすきののはずれの方に小さなカウンター数席だけの山頭火があって、飲み帰りに良く行ってたのですが、コロナの最初の自粛の頃に営業中止して、結局そのまま再開されませんでした。最近は那覇の山頭火に行くことが多いです。
梅光軒は旭川で食べるとまずハズレがないのですが(本店が一番好きです)、札幌とかだと美味しくない店があって(笑)。もうなくなってしまったんですが札幌駅駅ビルの梅光軒はいつもぬるくて美味しくなかったです。僕が行くタイミングがいつも悪かったのかもしれません。梅光軒はちょっと思い出した話があるので、僕の日記のネタにも拝借いたします!
おはようございます。
いろんなサイトを見ると「蜂屋」推しのところが多いのですが、好みが分かれるのでしょうか。
「梅光軒」を札幌で?
スープがぬるいのはもってのほかです。
多店舗展開すると、品質は落ちますね。管理者の目が行き届かなくなるのかしら。「山頭火」は都内でほとんど見なくなりました。
多店舗展開は否定しませんが、ご当地圏内たけでの営業にとどめてもらうほうがありがたみがあります。
そして空港や駅の近くに出店してもらうとさらにありがたみが大きくて、今回のように悔いが残らず帰れます。