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居酒屋さすらい 1616 - 三人参集の〆に『お雑煮』降臨 - 「光栄軒」(荒川区荒川)

2020-03-22 21:53:14 | 居酒屋さすらい ◆東京都内

仕事上、多くの人に会うが、やはり初対面の人と会う時は何歳になっても緊張する。この日、拙ブログにコメントを寄せてくれるジャンさんとひざげりさんとで「光栄軒」に参集することになったのだ。

18時16分にお店に到着。ご両人はまだ到着されていない。とりあえず、自分から始めてしまおうと、いつものように、「紹興酒」の常温からスタートした。

つまみは豚肉のしょうが焼きに、なんとコロッケ×2。なんともボリューミーな一品。すでにご飯が欲しくなったりしている。

この歳になって、ようやく一期一会というものを有り難く意識できるようになった。いや、中島みゆきさんの唄、「縁」を実感して感じられるようになったのは、この5,6年のこと。人と人が出会うことには何か意味があるのだろうと思うようになった。中島みゆきさんが、仏教世界の意味を込めて「縁」という言葉を使ったのかは分からないけれど、そうした仏教の教えの「縁」を踏まえて、縁を意識する。さて、時刻は18時半を過ぎた。そろそろお二人とも来られるだろうか、と思った直後、ほぼ同時にひざげりさんとジャンさんは現れたのだ。何故か心の中に流れた入場のテーマは必殺仕事人のあの曲。まるでタッグを組む、レスラーのようにリングに登場した。ひざげりさんはともかく、ジャンさんも絶対にヒールだと思っていたのだが、そうではなかった。優しそうな表情で登場し、とりあえず自分は安堵したのだった。たが、安心するのはまだ早い。

「待たせたな」と、「船山史家のブログ」のごとき、べらんめえともその道の人ともつかぬどすのきいた言葉が交わされるのではと多少の不安と淡い期待の同居する複雑な気持ちでいたところ、実に丁寧な言葉で挨拶が交わされ、些か拍子抜けした。

ひざげりさんとジャンさんは生ビール。自分は飲みかけの「紹興酒」で乾杯をした。我々3人は勤め人の身、それぞれの会社の不満は各自のブログにて共有してきた。そうした話題をつまみに加えながら我々の話題は展開した。多分、自分が思う以上にそれぞれ変わりものなのだと思う。ひざげりさんも、ジャンさんも、そして自分も。自分が持っていない、強烈な個性に、それぞれ興味があり、時にはそれを自分に照らしあわせながら、時には自分には持ち合わせていないものとして好奇な目でみつつ、共有事項を確認し、捕捉しあった。

次にオーダーしたつまみが我々の個性を端的に表していた。自分は「やきそば」。

ジャンさんは、「肉炒め」のハーフ、そしてひざげりさんが、「回鍋肉」。三者三様。しかし、隣の芝生はいつだって青い。それらのつまみが自分の「やきそば」よりも燦然と輝いているように見える。初めて頼んだ、「やきそば」、うん、うまいうまい。そして、ジャンさん、日本酒、熱燗へ移行。「光栄軒」で日本酒飲んでいる人、初めて見た。

いや、初めてという点では、この「もやし ON THE ステーキ」も初登場。

ジャンさん、これは日本酒に合うのだろうか。極めつけは〆。なんと、「お雑煮」降臨!

これはサプライズか、それとも想定内か。とにかく、「光栄軒」で「お雑煮」は、「居酒屋さすらい」史上、最も筋書きの読めない展開だった。だが、これだけは確実にいえる。この「お雑煮」のおかげで、翌日の二日酔いは回避できたし、それよりも三人が参集した日の〆が「お雑煮」というのは、きっと何十年も忘れない最高のメニューだったのではなかったかと。

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