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蕎麦屋さすらい 087 - 猛々しく荒ぶるお出汁は病み付きに - 「岩本町スタンドそば 秋葉原店」(千代田区岩本町)の「かき揚げそば」

2020-03-14 03:29:06 | 蕎麦屋さすらい

秋葉原が路麺激戦区と言われる所以は、昭和通り沿いにある店舗の充実である。しかも、それはアキバだけでなく、広範なエリアに及ぶ。北は御徒町の「笠丸そば」から、南は岩本町の「岩本町スタンドそば」まで、名店がひしめく路麺ベルト地帯を形成している。その絶妙な立地の恩に授かっている自分だが、さすがに「岩本町スタンドそば」まで歩くと、片道20分を要する。行って帰ると、約1時間。これだけで昼休みが終わってしまう。なので、この店だけを目指して行くことはまずない。近所にある某団体の訪問に乗じて「岩本町スタンドそば」へと出かける。この店のそばの旨さを知るとまずは病み付きになる。

その一つは天ぷらの豊富さ。店内で揚げる多様な天ぷらは衣までおいしい。そして、もう一つが、その天ぷらにマッチする濃厚なお出汁。真っ黒とも形容できるお出汁の存在感は際立っていて、これが病み付きになる、最大の理由だ。猛々しさを持つお出汁は、やや辛い。かつおや昆布出汁の薫り系が全盛を迎えるそば界にあり、つゆの力強さを強調するお出汁の存在は、今や貴重ともいえる。このお出汁と天ぷらに、同店手作りの唐辛子チップをまぶすと、かなり野性味溢れる一杯を楽しめる。既に何度も訪問してるが、「そば屋さすらひ」では初登場。何故ならば、画像が撮影しにくいシチュエーションだから。今回初めて画像撮影に成功して、初登場と相成った。

「かき揚げそば」。

揚げたてのかき揚げに力強いお出汁がまんべんなく染み込むと、野菜の甘味と辛いつゆがマッチして独特の味わいが展開される。こうなってくると、そばと天ぷらのどちらが主役なのか、別れなくなってくる。堪らなくうまいのだ。

自分はいつも昼の13時半頃に行くのだが、来店客はホワイトカラーばかり。朝6時半開店時の同店のメイン客は果たしてどんな客層なのか。

荒ぶるお出汁が1日のパワーを充填。そんなパワフルなそばは定期的に体が欲するのだ。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (モノノフ)
2020-03-14 10:58:13
長いこと汁蕎麦は食べてませんねぇ、やはり和歌山は基本的にはうどん文化なのです。
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Unknown (熊猫)
2020-03-14 15:47:35
モノノフさん。

海を隔てていても讃岐文化と地つづきということでしょうか。
和歌山のうどんも特色があるようですね。
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Unknown (ジャン(船山史家))
2022-11-05 17:00:02
ああ、やはり行かれてましたか。
漆黒の汁、かき揚げ、たぬきの天かす、山盛りのネギ、圧倒されました。
蕎麦以外は(笑)
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Unknown (熊猫)
2022-11-05 17:09:40
ジャンさんも行かれたんですか?

勤めていた会社から徒歩25分。
アキバの昭和通り側に取引先があり、そこに立ち寄った帰りによく行きました。

時々、無性に食べたくなる時があるんです。
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