P社の取締役とYちゃんで赤羽の盛り場に向かっている。果たして、どのお店に連れて行ってくれるのだろうか。P社の東京支社は赤羽という好立地にあるが、Yちゃんは外食には淡白だし、取締役も話しを聞いていると、それほど酒を飲むタイプでもなさそうで、特に赤羽で贔屓にしている店はないようだった。
結局、辿り着いたのは「かぶら屋」だった。
「ここでいいかな」と尋ねられたが、もちろん「NO」と言える立場にはない。ただ、言えるものなら言いたかった。「かぶら屋」には「ホッピー」がないから、「NO」と。
赤羽には「かぶら屋」が3店舗もある。6店舗もある池袋ほどではないが、3店舗も多い方だろう。そのうちの2号店に入店。2階へと上がった。
Yちゃんも取締役も「生ビール」(495円)を頼む中、自分は「チューハイ」(418円)からスタートした。しかし、「かぶら屋」も高くなったものである。コロナ前の4年前まで「チューハイ」は328円(税抜き298円)だった。それが90円も上がるなんて。昔はよく「かぶら屋」には行っていた。たとえ氷が多くても、「チューハイ」300円は魅力的だった。それがもう400円だなんて、高級酒場じゃないか。恐ろしい。
取締役はYちゃんに気を使っていた。Mダのディーラーでサービスエンジニアをしていた取締役が、整備を知らない訳がない。それをYちゃんにおんぶに抱っこだなんて。そんなこと言ってると、Yちゃんの性格だから、つけあがるだけ。まぁ、P社の身内のことだから、くわばらくわばら。
串焼きの盛り合わせが来て、それぞれいただく。
そういえば、この串焼きの価格は88円のままだ。ここは死守したい聖域なのだろう。恐らく、その分を飲み物に転嫁しているはずだ。
自分は「チューハイ」を続け、取締役は「ビール」をおかわりしたが、Yちゃんは「濃いカルピスサワー」に移行した。ふっ、変わった奴め。
高水準料金と氷いっぱいのドリンクだから、もうこの先、「かぶら屋」に積極的に行こうとは思わないけれど、時々店頭で立ち飲みスペースのある店舗があったりする。確か、北千住店とか板橋の店舗なんかはそうだったんじゃないかな。でも立ち飲み屋制覇のために、その店舗は無視できない。
ただ救いなのは、やっぱりまだおつまみの値段が安価なところ。自分の諦観として、優れた酒場は飲み物3杯飲んで、つまみを2品食べて税込2,000円以内がひとつの基準。「かぶら屋」は串焼き5本頼んで、「ポテトサラダ」(308円)、そして「チューハイ」×3をいただくと1,984円。
まだまだ「かぶら屋」は我々の味方だった。
かぶら屋さん、まったく同じ感想なので笑ってしまいました。
昔に比べてドリンクの値段が高くなりましたね。
そして氷の量が多い。
そのせいで私も最近はかぶら屋さんにあまり行かなくなりました。
とはいえおつまみの値段は安いので、よく食べる方にはまだまだ好評なのかもしれません。
やきトンが1本税抜き88円は立派ですが、せめてホッピーを取り扱ってもらいたいですね。
こんにちは。
確かに電気がまさんの「かぶら屋」愛は薄まっているように最近感じます。飲み物はできれば税込みで300円台が理想ですが、それも今は難しいのかなとも思います。
おつまみの値段と早い時間から営っているところがいいですね。困ったときの最後のカードといったところです。
そうそう、「ホッピー」を扱わないのに、何か理由があるのでしょうか。「ホッピー」があったら売り上げが伸びると思うんですけれど。