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居酒屋さすらい 0631 - 僕はもう虜になった - 「spaghetti house ciao」(名古屋市中区栄)

2013-04-05 18:00:45 | 居酒屋さすらい ◆地方版
キラキラと降り注ぐ陽光はもう初夏のそれだった。
浮かれる気持ちを抑えながら、広小路を歩く。
西にやや傾いた陽が中日ビルの窓に反射すると、視界はソフトフォーカスになった。

名古屋飯の中でも「あんかけスパゲティ」への憧れは最も強かった。
その「あんかけスパゲティ」は、名古屋の喫茶店ならば、どこにでもあるものだと思っていた。
そう讃岐のうどんが地域の喫茶店に普通にあるように。
だが、そうではなかった。
彼女によると、「あんかけスパゲティ」の専門店があると言うのだ。
とりわけ、「チャオ」というお店の「あんかけスパゲティ」が最も有名らしかった。

その「チャオ」が中日ビルの地下にあるという。
ボクらは「チャオ」に向かった。

白亜の外観はどうにも古い喫茶店の様相だ。
16時を少し過ぎた時間のせいか、お店の中は僕らの他、一人しかいなかった。

イタリアの街を冠したメニューはとてつもなく豊富だった。
どれを頼んでいいのか分からない。
とりあえずはビールなのだが。

彼女のお気に入りは「シシリアン」とのこと。
以降、このメニューが僕の定番になる。

サイズはSMJとある。
SMLではない。

彼女によるとSはスナック、Mはミディアムで同じなのだが、Jはジャンボである。
とりあえず、ジャンボがどのくらいのボリュームか分からなかったのでMを頼んだ。

運ばれてきた「あんかけスパゲティ」は僕の思っていたものと違っていた。
もう少しあんが多いのかと思っていたが、パスタにあるのはほとんどが具だった。
たまねぎ、パプリカといった野菜にイカが入った「シシリアン」。
とろりとしたあんはややスパイシーだ。
パスタは0.7mmの太麺か。
だから、茹で上がるのにしばしの時間が必要である。

待望の「あんかけパスタ」はとてつもなくおいしいものだった。
ピリリと辛いあんかけが何よりもキリン「一番搾り」によく合う。
何故、こんなにもおいしいものを今まで知らなかったのだろう。

僕は虜になった。
僕は虜になっている。


※画像は同店のホームページより拝借。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ほう (怪鳥)
2013-04-08 18:54:42
あんかけスパは東京にもいつぞやチェーン店が進出したけどダメだったみたいで、すぐに無くなったよね。おいしいんだ~。
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Unknown (熊猫)
2013-04-09 13:29:32
新橋にあると聞いていたけど。
もう、撤退したんだ。

最高においしいよ。
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Unknown (Unknown)
2013-06-09 01:27:55
本当に美味しいもの、好きなものって飽きないですよね。永遠に。
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Unknown (熊猫)
2013-06-09 23:59:59
はい。

本当に美味しく、好きなものをいつも想い続けています。
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