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居酒屋放浪記 0301-コンビニで生- 「ファミリーマート秋葉原富士ソフトビル店」(神田練塀町)

2009-12-21 13:30:23 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
 秋葉原駅を下車して帰社する際の道順にコンビニがない。わたしの場合、suicaを使いたくて、どうしても利用するコンビニはファミマかローソンに限られてしまため、ちょっと遠回りをして、ファミマに寄るのだが、そこで生ビールが売られていることに気付いた。
 アキバの富士ソフトビル店である。
 早速、その日の就業後、行ってみるこにした。 

 この店、ファミマの実験店舗なのか、かなり広いイートインコーナーを設けている。
 15人は充分座れそうなスペースだ。
 レジのアルバイトと思しき若い女性に「生ビール」(390円)とスパイシーチキン(150円)を頼んだ。
 さすがに、ちょっと恥ずかしさを覚えた。
 それは、コンビニで生ビールを飲む必然性がないからだ。

 何故にコンビニで生ビールを飲むか。
 飲みたければ居酒屋に行けばいいし、安くふらっとビールを飲みたければ立ち飲みこそ相応しい。
 「ビールを飲みにコンビニで」と友人を誘うのはちょっと変だ。
  したがって、コンビニで生ビールを飲むシーンがほとんど浮かばないのである。

 アルバイトは店の奥から、わざわざ紙コップを取りに行っていた。
 需要がないのであろうか。
 しかも、サーバーを扱う女性の手つきは頗る怪しかった。
 あまり慣れていないのだろう。
 そして、ビールを手渡されるときがなんとも辛かった。

 「どうして、この人はここで生ビールを飲むのかしら」。
 そんな意志が紙コップごしに伝道してきた。
 「だって、コンビニで生ビールってどんな感じか、経験してみたかったんだもん」
 一応、紙コップごしにわたしはそう返した。

 紙コップに注がれたビールの量は490ml。これで、390円は安いと思う。
 イートインコーナーに行って、わたしは一人生ビールをすすった。
 背後には、女性が二人。コーヒーを飲みながらケータイメールを打っている。さすがに17時半のコンビニは空いている。

 もし、コンビニが角打ちなら。
 立地にもよるが、ある程度成功すると思う。
 だって、肴は豊富である。おでんもあれば、かわきものも売っている。スナックもあれば、お弁当やおにおにぎり、サンドウィッチだってある。温かいチキンやコロッケ、フランクソーセージだってあるんだから。

 個人的には好きだなぁ。
 でも、お店としては、厳しいだろうと思う。
 だって、酒好きのおっさんばかりがイートインコーナーを占領してしまったら、確実にお客は減るだろうと思う。
 店も汚くなって、荒廃の道を辿るはずだ。

 しかし、この店はまだ新しく、普通のファミマと比べてやや高級感を出しており、またインテリジェンスビルに入居していることから、労働者のおっさんにとってはなかなか入りづらそう。
 だったら、誰が生ビールを飲むというのか。
 アキバ系のAボーイがまさか生ビールを飲みにわざわざ来るとも思えない。
 近隣のオフィスワーカーが角打ち気分で来るのだろうか。

 この近辺のコンビニはいろいろな趣向を施す店が少なくない。
 当該ファミマの南30mにあるセブンイレブンは明らかに秋葉原のオタクをターゲットにした品揃えだ。食べ物や飲み物だけでなくキャラクターグッズまでもが売られている。
 
 御徒町南口のローソンにもやはりイートインコーナーが設置され、クリーニングの取次ぎまで行なっている。
 そこから、やや西に行った中央通り沿いのファミマは薬事法改正に伴い、薬局を置いている。
 画一的と思われていたコンビニも様々になっているようだ。

 しかし、それにしても生ビールとは!
 ちなみに生ビールの銘柄は不明。
 一番搾りではないかと思ったが、予断はやめよう。
 それにつけても、スパイシーチキンとビールの組み合わせは最高だった。
 とにかく、うまいビールが飲めればそれでいい。
 そこが、居酒屋であろうとも、立ち飲み屋であろうとも、また、コンビニであろうとも。
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