
「築地銀だこ ハイボール酒場」にまたもや失望させられた。やっぱり、店舗を急拡大している企業は、どこかに歪みが出てくるのか。渋谷という要衝ともいえる地で、思いきり落胆させてくれた。
「築地銀だこ」が酒場形式の店舗に血道をあげ始めたのはいつ頃だったか。拙ブログでは2011年に経堂の店舗を訪れているのが最初。だから、もうかれこれ10年にはなるだろうか。自分は、その経堂、八重洲、恵比寿の3店舗でお世話になった。ただ一度、三田の店舗で酷い目に遭った。オーダーしてから約20分、飲みものすら出てこなかったのだ。その後、「ハイボール酒場」には懲りて足は遠のいた。
渋谷の店舗は随分前から存在は知っていた。店は1階が立ち飲みで、二階が座飲みである。立ち飲みラリー的には行かなければならない店だった。だが、嫌な予感がして足を運ぶのは気が重かった。
その予感は的中した。
店のレジにてオーダー。「ハイボール」(380円)と限定メニュー、「オリーブオイル仕立て 塩レモンポン酢」という、やたら長ったらしい名前のたこ焼き、6個(538円)を頼んだ。たこ焼きが出来上がりには少し時間がかかると考え、つなぎで「つぼきゅう」(290円)もつけた。オーダーして、立ち飲みポジションに移動したのだが、ここの床が黒ずんでいて、かつベトベトしていた。明らかに清潔とはいえなかった。清潔じゃない店は全てにおいてルーズだ。それは酒場の法則といっても過言ではない。案の定、「ハイボール」が出てくるのは遅かった。
ところが、予想に反して、たこ焼きが出てくるのは早かった。これじゃ、つなぎ役の「つぼきゅう」は要らなかったな、と思いつつ、たこ焼きをつつきながら、「ハイボール」を飲んだ。
一杯目の「ハイボール」を飲み干す時、気づいた。そういえば「つぼきゅう」が来ていない。財布に入れたレシートを確認すると、ちゃんと「つぼきゅう」の分も支払っている。もはや忘れているな。
レジに向かった。
「つぼきゅう」が来ていないと尋ねた。
レジの若い子は、後ろを振り返り、スタッフを見た。スタッフらもまたキョトンとしていた。この若いレジの子は「申し訳ございません」と応じた。
やっぱ、「ハイボール酒場」は何かが起きる。
さて、2軒目に行くか。
「ハイボール」ってなんだろうと思ったことはありましたが、これは知らなかったです。
語源については、諸説あるようですね。