
またしても過去記事です。2018年8月に息子と行きました。
浅虫の主な共同浴場は「松の湯」と「ゆ〜さ浅虫」しかないんじゃないかな。浅虫の道の駅にある温泉施設だが、地方都市の道の駅とは思えない造りである。とにかく狭いのだ。その5階にある展望浴場がなかなか興味深い。
券売機にあるボタンは津軽弁で書かれていてなかなかユニークだ。
「おどな」が350円。「わらし」が150円、そしてその下の「わらしっこ」が60円と書かれている。いいねー、このゆる〜いのり。ただ、「おどな」と表記しても、優しい津軽弁の響きは伝わってこないと思う。言葉はリアルに聞くことで、その効力が発揮される。あの独特の抑揚の優しいイントネーションはテキスト表記より断然優しい。
お袋は南部の言葉を用いたが、津軽と南部は微妙に違う。南部の方がきついんじゃないかしら。ちなみにお袋は「わらし」を「わらす」と言ったし、「わらしっこ」は「わらすこ」と言った。多分、「わらし」ならまだ世間的に理解されるが、「わらす」はもう何だか分からないからだから、ちょっとマイルドにしたのかしらん。
ともあれ、自分はもちろん「おどな」の券を買い、息子は「わらし」を買って浴場へ。さすが5階にある絶景が素晴らしい。陸奥湾の裸島はもう目の前だ。
温泉とはいえ、お湯は無味無臭。若干ぬるぬる感は感じるが、ほぼ普通。ただ、この陸奥湾を眺めながらゆったりと寛ぎながら極上の時間は格別だ。
この展望から見える眺めだけでも350円以上の価値がある。やっぱり温泉は山よりも海がいい。
自分の道の駅史上(道の駅にはほとんど行かないが)、最高の温泉。いや、海が見える温泉の中でも、多分トップグループの温泉だと思う。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます