喫茶さすらい 112 - シームレスなブックカフェ - 「スターバックスコーヒー ムスブ田町4階店」（港区芝浦）

芝浦にて仕事終了。

さて、田町に戻って久しぶりに「宗屋」へ行こうと思ったが、いかんせん時間が早すぎる。16時の開店に、まだ小一時間ほどあるではないか。どこか喫茶店でも入ろうかと慶応大学の方へ向かったが、名喫茶店「ペナント」の跡地にできた「FLAG」というお店がなかなか見つからない。何回か、行き来してみたが、お店を発見できず。その代わりに「晩杯屋」を見つけて一瞬逡巡した。いや、今日はどうしても「宗屋」に行きたいから、ここは自重しなければ。

結局、また芝浦側に出て、新しく出来たビルを探検してみることに。20数年、田町の芝浦側に時折来ているが、この界隈も激変した。巨大なビルが建ち、人の流れが違う。三田側にあった三菱自動車の本社もこっちに移転したらしい。今、元あった場所を再開発しているが、この企業はまた元の鞘に戻るのだろうか。「ムスブ」という名称のビルの中にスタバがあることが分かったのだ。久しぶりに行ってみるか、スタバに。

お店はどうやら4階にあるらしい。長いエスカレーターに乗って4階に。すると、こじんまりとした小さなスタバが本屋の隣に併設されていた。本屋とスタバを仕切る壁や導線はなく、ほぼシームレスだった。スタバの店内もテーブルがある席は少なく、風変わりな椅子が幾つもあった。本屋とほぼシームレスの席にはドリンクホルダーがあり、スタバのカップが置ける様になっていた。

自分は「チョコレート ストロベリーフェスティブフラペチーノ」をオーダー。名前なげーよ。おっさんにこの長いネーミングはキツい。

ホイップ増量を頼んだその時、お店の人が、何か自分に提案した。よく聞き取れなかったが面倒だったので、「うん」とうなづいた。すると会計は700円を超えた。どうやら、その提案は有料だったようだ。

バリスタがこしらえてくれたフラペチーノを見るとチョコチップが増量されていた。あぁ、この提案を彼女はしたんだなと思った。

 

確かに、このフラペチーノにチョコの増量はフィットしていた。ただ、恐ろしく甘かった。そして、敢えて苦言を言うならば、最近スタバが変更した紙仕様のストローはぶっと過ぎて極めて扱いにくい。男の自分がそう思うのだから、女性はもっとそう感じると思う。

ブックカフェって、雰囲気はいいけど、ちょっと抵抗がある。本を汚しちゃったりしないのかなぁって。本を作っている立場から言うとただ読みってものすごく嫌。だから自分はあまり心踊らないし、汚れた本を買うのは嫌だから、本はもうAmazonでしか買ってない。