
ホテルを出ると際に降り始めた雨は、横浜駅に着く頃に本降りになっていた。
ホテルロビーは大勢のメディアでごった返していた。お目当はW杯アジア3次予選に臨む日本代表だ。とりわけ、最大の目玉はスコットランドから帰国した中村俊輔であろう。オレの仕事は、残念ながら日本代表ではなく、別の人物と会うためにたまたまホテルに行った。その人物と約2時間に渡って取材を行い、ロビーに戻ったときは、既に日本代表選手団を乗せたバスはホテルに到着している様子でバスの中はもぬけの殻になっていた。
ホテルを飛び出したオレは、雨に降られてしまい、どこかで雨宿りでも、と思って彷徨ううち、1軒の立ち飲み屋をみつけ、入店してみたのである。
雨宿り、というのは、口実だ。だって、駅はもう目と鼻の先にあり、家路につこうと思えば、いつでもできたからである。
実は、4月の末日に「立ちのみ 東西」に行ってからというもの。約1ヶ月間、居酒屋から遠ざかった。オレは居酒屋に飢えていたのだ。
店に入ってみた。やや暗がりのこぎれいな店内。左側に厨房。右側にカウンターやテーブルが並ぶ。驚いたことに4、5人いるスタッフは全員が若い女性だ。ドレッドヘアの子もいれば、セミロングのきれいな子もおり、皆が皆キュートである。
オーダー方法は、店舗カウンターに置いてある小皿などを備え付けのトレーに乗せて会計するセルフデリバリー。もちろん、支払いはその都度だ。用意されていない肴はカウンターで注文する。出来上がれば、呼んでくれ、お客は自らカウンターに取りに行く。オレは、生ビール大(700円)(ちなみに中ジョッキは350円)と「名物・煮込み」(350円)をオーダーした。ビールの銘柄はサッポロ。
まず、大生ビールが用意され、オレはひとまず金を払って、一人飲み客用のカウンターに陣取った。
このカウンターが少し面白い。客は厨房に背中を向ける形になるのだ。したがって、この愛らしい女性スタッフの顔を見ながら飲めないのである。是非、ここはたとえ一人でもテーブルに陣取ることをお薦めする。
しばらくして、「名物・煮込み」が運ばれてきた。てっきり自ら取りに行かねばならないと思っていただけに少々驚いた。「熱いから気をつけて下さい」とお姉さんは優しく言った。
「名物・煮込み」は同店のウリのひとつのようだった。
壁に張ったメニュー短冊には、「牛豚もつをたっぷり使った濃厚塩味」と書かれており、「当店のお薦め」と記されている。
可愛らしい小鉢に盛られた、その「名物・煮込み」に箸をつけ、一口食べる。スープは塩味だ。最近は、塩味の「煮込み」も珍しくなくなった。モツもプルプルでなかなかうまいし、量もこの値段にしてはサービス精神満点だ。確かに、自慢の一品とするだけはある。しかし、少々気になる点もあった。それは、化学調味料である。この濃厚な味の根源は化学調味料ではないか、と気になった。
次にカウンターに行って、ポテトサラダを貰って食べた。ポテトサラダもおいしかった。「手作り料理」が各小鉢に書かれているところをみると、このポテトサラダも手作りなのであろう。
極力、手作りの酒肴を出す姿勢は非常にいい。
天井から下げられた薄型テレビが少々気になった。
日テレをかけているのだろう。讀賣ジャイアンツの坂本勇人選手が映っている。
ここは、ベイスターズのお膝元。
この番組のチョイスにはいささか閉口した。
だが、美女たちが、楽しく店をきりもりする雰囲気は、悪くない。
この雰囲気は一人でも断然入りやすいし、事実オレも含めて何人かのサラリーマンが一人で暖簾をくぐっていた。
値段も手ごろ、抜群の立地。会社の近所に一軒あれば重宝しそうな店舗である。
ビール一杯と小鉢2品。まさに「ちょいのみてい」だ。
~その他のメニュー~
◆ホッピー ・・・・・ 350円
◆本格焼酎 ・・・・・ 300円より
◆地酒 ・・・・・ 550円より
◆泡盛、梅酒 ・・・・・ 300円より
◆カクテル各 ・・・・・ 400円
◆名物・煮込み ・・・・・ 350円
◆てづくりやっこ ・・・・・ 200円
◆串焼/各種 ・・・・・ 100円
◆日替わり小鉢 ・・・・・ 100円
ホテルロビーは大勢のメディアでごった返していた。お目当はW杯アジア3次予選に臨む日本代表だ。とりわけ、最大の目玉はスコットランドから帰国した中村俊輔であろう。オレの仕事は、残念ながら日本代表ではなく、別の人物と会うためにたまたまホテルに行った。その人物と約2時間に渡って取材を行い、ロビーに戻ったときは、既に日本代表選手団を乗せたバスはホテルに到着している様子でバスの中はもぬけの殻になっていた。
ホテルを飛び出したオレは、雨に降られてしまい、どこかで雨宿りでも、と思って彷徨ううち、1軒の立ち飲み屋をみつけ、入店してみたのである。
雨宿り、というのは、口実だ。だって、駅はもう目と鼻の先にあり、家路につこうと思えば、いつでもできたからである。
実は、4月の末日に「立ちのみ 東西」に行ってからというもの。約1ヶ月間、居酒屋から遠ざかった。オレは居酒屋に飢えていたのだ。
店に入ってみた。やや暗がりのこぎれいな店内。左側に厨房。右側にカウンターやテーブルが並ぶ。驚いたことに4、5人いるスタッフは全員が若い女性だ。ドレッドヘアの子もいれば、セミロングのきれいな子もおり、皆が皆キュートである。
オーダー方法は、店舗カウンターに置いてある小皿などを備え付けのトレーに乗せて会計するセルフデリバリー。もちろん、支払いはその都度だ。用意されていない肴はカウンターで注文する。出来上がれば、呼んでくれ、お客は自らカウンターに取りに行く。オレは、生ビール大(700円)(ちなみに中ジョッキは350円)と「名物・煮込み」(350円)をオーダーした。ビールの銘柄はサッポロ。
まず、大生ビールが用意され、オレはひとまず金を払って、一人飲み客用のカウンターに陣取った。
このカウンターが少し面白い。客は厨房に背中を向ける形になるのだ。したがって、この愛らしい女性スタッフの顔を見ながら飲めないのである。是非、ここはたとえ一人でもテーブルに陣取ることをお薦めする。
しばらくして、「名物・煮込み」が運ばれてきた。てっきり自ら取りに行かねばならないと思っていただけに少々驚いた。「熱いから気をつけて下さい」とお姉さんは優しく言った。
「名物・煮込み」は同店のウリのひとつのようだった。
壁に張ったメニュー短冊には、「牛豚もつをたっぷり使った濃厚塩味」と書かれており、「当店のお薦め」と記されている。
可愛らしい小鉢に盛られた、その「名物・煮込み」に箸をつけ、一口食べる。スープは塩味だ。最近は、塩味の「煮込み」も珍しくなくなった。モツもプルプルでなかなかうまいし、量もこの値段にしてはサービス精神満点だ。確かに、自慢の一品とするだけはある。しかし、少々気になる点もあった。それは、化学調味料である。この濃厚な味の根源は化学調味料ではないか、と気になった。
次にカウンターに行って、ポテトサラダを貰って食べた。ポテトサラダもおいしかった。「手作り料理」が各小鉢に書かれているところをみると、このポテトサラダも手作りなのであろう。
極力、手作りの酒肴を出す姿勢は非常にいい。
天井から下げられた薄型テレビが少々気になった。
日テレをかけているのだろう。讀賣ジャイアンツの坂本勇人選手が映っている。
ここは、ベイスターズのお膝元。
この番組のチョイスにはいささか閉口した。
だが、美女たちが、楽しく店をきりもりする雰囲気は、悪くない。
この雰囲気は一人でも断然入りやすいし、事実オレも含めて何人かのサラリーマンが一人で暖簾をくぐっていた。
値段も手ごろ、抜群の立地。会社の近所に一軒あれば重宝しそうな店舗である。
ビール一杯と小鉢2品。まさに「ちょいのみてい」だ。
~その他のメニュー~
◆ホッピー ・・・・・ 350円
◆本格焼酎 ・・・・・ 300円より
◆地酒 ・・・・・ 550円より
◆泡盛、梅酒 ・・・・・ 300円より
◆カクテル各 ・・・・・ 400円
◆名物・煮込み ・・・・・ 350円
◆てづくりやっこ ・・・・・ 200円
◆串焼/各種 ・・・・・ 100円
◆日替わり小鉢 ・・・・・ 100円
でも、あの頃は「安く飲めればいい」だったなぁ~と。
横浜駅前は、そんな若い学生向けのお店がひしめきあってます。
でも熊猫刑事さんが好きそうな界隈には、野毛をオススメします。
かな~りシブイですが、それだけ雰囲気あります♪
子供ができる前は、妻とよく中華街に行きました。
中華街制覇なる目標も持っていましたし。
野毛ですか。
名前は聞いたことがあります。
横浜に行くときはちょっと気をつけてみます。
個人的には日の出町に興味がありますねぇ。
でも、たぶん「行こう!」と思うと、
交通の便が良いのが、「JR桜木町駅」から歩いていける野毛なのかなーと。
かなーりコアなお店が立ち並んでます。
だいぶ、コアなところのようですね。
来週、水曜日に横浜に行くので、ちょっと寄り道してみようと思います。