
多分、もう昭和医大病院に来ることもないだろう。そう思って、病院の前、中原街道にある「大公楼」に行くことにした。実はもう一つ気がかりだったのが、昭和医大病院の最上階にあるレストランに結局行けずしまいだったこと。レストランと「大公楼」、どっちを取るかという二択をは、熟考の末、町中華とした。
かなり古そうな店である。
訳あって、スーツケースを持って入店したのだが、お店のママが優しかった。店の隅まで、そのスーツケースを持っていき、「あそこなら邪魔にならないでしょ」と言った。まずはもう、それだけで感激してしまった。
平日の昼時、店はほぼ満員。病院帰りの人をはじめ、ガテン系の人など、いろんな種族の人で溢れていた。
ランチか。
「茄子の辛みそ炒め」に「半ラーメン」。
うん。それと瓶ビールかな。
実は、自分が「半ラーメン」をチョイスするのは、かなり珍しい。炭水化物はひとつでいい。ごはんに集中できなくなるのが嫌なのだ。けれど、この日はそれをオーダーした。うまくは言えないが、お店のランチに従順になろうと思ったのだ。
「茄子の辛みそ炒め」。
言うまでもなく、抜群にうまい。もうこれだけでご飯が進む。だから、もう本当はこれだけで満足なのだ。あぁ、やっぱり「半ラーメン」は余計だったか。
主食とおかずの合間にラーメンを挟む。いや、ちょっと違うな。箸休めではないし、スープ代わり?いや、やっぱり違うな。かといって、最後まで、「半ラーメン」をとっておくと、せっかくの麺が伸びてしまう。やっぱり、「半ラーメン」は余計だ。せっかく「茄子の辛みそ炒め」がうまいというのに。「半ラーメン」はビールのつまみにもなりゃしないしね。
ともあれ、「大公楼」はやっぱりいいお店だった。病院のレストランに未練はあるけれど、「大公楼」を選んで満足した。
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