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居酒屋さすらい 0694 - アメ横立ち飲み街の本格串焼き - 「居酒屋 一力」(台東区上野)

2013-11-11 09:56:06 | 居酒屋さすらい ◆東京都内
立ち飲み激戦区、アメ横。この界隈は最近また人出が増えた。
ひとつの理由は「大統領 支店」という巨大店舗が店を構えたことによる効果。これによって、立ち飲み激戦区は一気に居酒屋激戦区へと移行した。どの店も昼間から営業し、立ち飲み屋の「たきおか」にあっては朝7時からの営業だ。
もうひとつの理由は間違いなくNHK朝ドラ「あまちゃん」効果であろう。「アメ女」のシアターは立ち飲み激戦区から僅か1分のアメ横センターである。土日ともなると昼間は人が歩けないほどの賑わいになる。

数年前、この立ち飲み激戦区の様相をレポートした。「たきおか」と双璧をなす人気店「カドクラ」の台頭が著しく、その人気は「たきおか」を超えたという論調を記した。だが、今は違う。一時「カドクラ」に流れたお客は、今や「たきおか」に戻ってきたという印象だ。「たきおか」はこの春に3号店も出店しており、その勢いは完全に「たきおか」ペースといっていい。その理由は分からない。メニューは「カドクラ」のほうが多いし、値段も双方ほぼ同じ。「たきおか」はホッピーが「黒」しかないが、「カドクラ」は「白」も用意している。自分も最近、「たきおか」にしか行っていないが、「たきおか」は雰囲気が良くなってきたという印象だ。
この界隈は最近、「のむ三」という立ち飲み屋が新規参入した。立ち飲み激戦区はさらにヒートアップしている。

さて、その中で、今回は違う系統の店を訪ねた。
座りの「一力」。
「大統領 支店」の目の前にあるこぢんまりとした店である。この界隈には、このような伝統的な居酒屋が少なくない。伝統的というのは、個人経営で、そしてメニューが豊富、そのメニューも中華系統のものも含まれ、ボリュームある肴を出す店である。もうひとつ共通するのは昼間も営業している点だ。
この日、ボクは上野の美術館を訪ねた後、お腹が減ったので立ち寄ったというわけ。動物園や美術館でさんざん歩いた後は、じっくり腰を落ち着けられる居酒屋が断然いい。
 
「一力」は基本、炭火串焼きの店だ。
ビールはサッポロ、もちろんラガーもあり大瓶が530円。この値段は前日の吉祥寺立ち飲み「金魚」と同じ価格である。肴に「牛もつ煮込み」(380円)。「大統領」が馬のモツ(支店は違うが)、「一力」は牛のモツで勝負のようである。「一力」の煮込みはモツもあればスジもあり、好みを選べる点がいい。全体的な価格は立ち飲み屋と比較して30%くらい高いが、その分ボリュームも3倍。結果的には、座りの居酒屋のほうがお得ともいえるが、一人で小分けのものを食べたい人には立ち飲みのほうが重宝するだろう。

お味は、ごくごくオーソドックス。赤味噌ベースの味は濃い目。正直なところ、可もなく不可もない。やはり、アメ横における煮込みの評価は「文楽」が不動だ。

串揚げは160円から。
試しに「せせり」と「ねぎ間」、「かしら」「とり皮」を頼んだ。おいしい。「とり皮」の脂が過剰でないところをみると仕入れは確からしい。160円の価格も納得した。

ビールを飲みほし、「酎ハイ」(300円)に。
甘くなくていい。

酎ハイを2杯飲みながら、「肉野菜炒め」(450円)と「ご飯」(150円)でしめた。
前述したが、アメ横の座り系居酒屋のいいところは、中華定食メニューが食べられる点である。これが安価でおいしい。恐らくはスタッフのまかないものだと思うのだが、各店によって特色があるので、食べ歩きするのも楽しいだろう。

アメ横は断然立ち飲みがいいけれど、こうしてじっくり腰を据えて飲むのも悪くない。
浜松町の金杉橋口に「一力」という店があり、同じような白煙もわもわ系の居酒屋だが、この上野の「一力」と似ている。どうやら何か関係がありそうだ。
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