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中華さすらい 206 - 町中華ではない - 「町中華ネオ へそ SL広場前店」(港区新橋)

2024-07-13 21:10:47 | 中華さすらい

Tかわさんと「もう一軒行こう」となった時、正直きついと思った。飲み始めてから既に4時間余り。だいぶもう飲んだし。自分より、4つか5つ、歳上のT川さんより先に音をあげるわけにもいかず、そしてまた新橋をさすらう。

酒場街をSL広場方向へ。その手前の通りを右折。烏森に向かう途中、見慣れない看板を見た。「町中華ネオ」。T川さんもその看板に気づいた様子で、「これなんだろね」となった。こんなの今まであっただろうか。通りから数m引っ込んだところに店舗はあるのだが、入口が分かりにくく、右往左往しているうちに、いつしかお店に入っていた。

その店は、新橋立ち飲みの雄、「へそ」の新業態だった。

赤いテーブルの質素な店内。いわゆる町中華とは思えない雰囲気である。しかし、「へそ」は最近急速にビジネスを拡張している。「へそ」の0号店の成功が大きかった。かつては「まこちゃん」が、近年では「魚金」が、領土を拡張していった。そして今、「へそ」が新橋で最も勢いのある店として挙げられる。

適当なテーブルに腰掛けて、メニューを見る。

へぇ、中華のメニューが豊富に揃っているし、飲み物もそこそこある。「ホッピー」もあれば「酎ハイ」もある。

「ホッピー」はセット440円(税抜)、「ホッピー中」280円(税抜)。中を2杯おかわりで、ぴったり1,000円だ。多分、意図的に調整したような気がする値付け。税込にすると、1,100円なので、それほど安価とはいえない。

「酎ハイ」は390円で、税込だと400円を越える。「かぶら屋」とかのチェーン価格だ。

自分とT川さんは、その「酎ハイ」をオーダーした。

店員さんは女性で、顔つきからすると恐らく中国の方。注文時のイントネーションもおかしい。しかも態度も素っ気なく、中国人特有のオペレーション。ある意味懐かしい。まだ、「没有」と言われないだけいい。

料理メニューを眺めた。

「おつまみ3種盛りセット」が980円だって。

高くねーか。

それでも今回はT川さんが出してくれる番だと構わずオーダーした。もうだいぶ酔っ払っているのだ。

新橋の水準的にはちと高い。

「中華焼きそば」(680円)はまだ安価として、「中華丼」(890円)の値段設定がよく分からない。基本的な中華は大体ラインナップされているが、カツ丼やカレー、オムライスはない。

こりゃ、町中華じゃない。

センベロという言葉もそうだが、町中華の意味も曲解されている。町中華という言葉を広めた町中華探検隊の北尾トロさんは、その定義として、多彩なメニューがラインナップされている点を強調し、「カツ丼」や「カレー」がメニューにあることを揚げている。

「へそ」の町中華には「カツ丼」はないし、「オムライス」もない。

こりゃダメだ。

「ピータン」(490円)と「よだれ鶏」(690円)を頼み、その後「酎ハイ」を何回かおかわりした。

T川さんは女性店員をツンデレとか言っていじっていたが、自分はそれに乗らなかった。ツンしかないじゃん。

「へそ」の新業態でちょっと気分は上がったが、入ってみたら大したことない。しかし、「へそ」が、繰り出すアイデアにはちょっと注目しておいた方がいい。

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